名探偵コナン★第78話: 名家連続変死事件(後編)(1997年10月27日)
あらすじ
秋の行楽シーズンが訪れ、阿笠博士に招かれたコナンと少年探偵団は、山で松茸を探す冒険に出かけます。元太が夢中になって狩猟区域に入ってしまい、コナンたちは二手に分かれて探し始めます。哀と光彦は人のいない山道で銃声を聞き、そこにはハンターの遺体と子熊がいるのを発見します。さらに、背後から狙撃され、二人は急いでメッセージを残し身を隠します。一方で、小五郎と合流したコナンは、哀が書き残した暗号を解読し、狩猟区にいるハンターの中に真犯人がいると確信します。
みどころ
本作の魅力は、色づく山々の中で展開される緊迫感あふれるサスペンスにあります。射殺体の発見から始まる緊張した場面、哀と光彦が送る暗号メッセージの解読シーン、そしてコナンがハンターたちの証言や行動から犯人を見抜く推理が見どころです。また、子熊“十兵衛”の登場によって生まれる危機一髪の演出が、自然の恐ろしさと温かさを同時に感じさせ、視聴者を物語に引き込みます。
ゲストの声優
– 八坂 清秋(やさか きよあき)/CV:秋元 羊介(あきもと ようすけ、1944年2月5日生まれ)
– 雑賀 又三郎(さいが まささぶろう)/CV:藤本 譲(ふじもと ゆずる、1935年9月24日生まれ)
– 根来 友也(ねごろ ともや)/CV:菅原 正志(すがわら まさし、1962年7月14日生まれ)
まとめ
第78話「きのこと熊と探偵団(前編)」は、松茸狩りという一見穏やかなシチュエーションを巧みに裏切る、アウトドア・ミステリーの傑作です。哀と光彦が残した暗号、熊と銃声が共存する独特の緊張感、そしてコナンの緻密な推理が続けざまに襲いかかる展開は、シリーズの中でも特に見応えがあります。後編への期待を残しつつ、本編だけでも十分な満足感を提供する異色のエピソードです。
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