名探偵コナン★第108話: モグラ星人謎の事件(後編)(1998年7月6日)
あらすじ
宝石強盗として知られる“モグラ星人”こと幸田正夫は、妹の早苗を殺して洋館の庭に埋めたと主張します。警察がその庭を徹底的に捜索するものの、遺体は見つかりません。怒りを募らせた幸田は宝石店を襲撃し、逃走中に下水道を通って洋館に潜入し、庭に宝石をまき散らして再捜索を試みますが、うまくいきません。捜査を続ける江戸川コナンは、庭の穴を掘る音が実は近隣のマンション建設現場からのものであることに気づき、建設現場で早苗の遺体を発見し、真相を解き明かします。
みどころ
後編における最大の見どころは、音の発生源を特定する“聴覚トリック”と、復讐心に燃える幸田の執念です。コナンは、庭の土を掘る音の方向を示す少年探偵団の証言をもとに、被害者の遺体が洋館ではなく建設現場にあると推理します。掘り起こされた遺体とコスモスの花束が妹への深い思いを映し出し、悲劇と正義が交錯する感動的な結末が待っています。
ゲストの声優
– 幸田正夫役:千葉繁(1954年2月4日生まれ)
– 綿貫義一役:富田耕生(1936年2月4日生まれ)
– 幸田早苗役:加藤優子(8月2日生まれ)
まとめ
「モグラ星人謎の事件(後編)」は、殺人と宝石強奪が絡む洋館ミステリーのクライマックスです。庭の穴掘り音から導き出した“聴覚トリック”を解明したコナンの推理と、妹を想い続けた幸田の悲痛な動機が交錯し、感動的な真相が明らかになります。シリーズ屈指の緻密な演出と切ない結末を見逃せない作品です。
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