名探偵コナン★第109話: 探偵団大追跡事件(1998年7月13日)
あらすじ
コナン、元太、光彦、歩美は、宝石強盗犯を捕まえたことで表彰され、目暮警部の配慮でレストランに向かいます。しかし帰る途中、歩美が赤いスポーツカーに轢かれてしまい、コナンたちはターボエンジン付きのスケートボードで追跡を開始します。逃げた車は一時廃工場で見失うものの、交番前に現れた運転手の宍戸健一が自首します。しかし、同じ工場内で社長の石倉久志が刺殺体となって発見され、宍戸は元従業員であることから強盗殺人事件として捜査が進展します。工場前にいた探偵団と裏口にいたタバコ屋の老婆以外に目撃者がいないため、宍戸がどうやって工場に侵入したのかがさらに謎となります。コナンは現場に残された粘着テープの痕跡や、タバコ屋での誤通報、倉庫に隠された赤い車から真相に迫っていきます。
みどころ
本作の最大の魅力は、同型の二台の車を使用した巧妙なアリバイトリックと、ターボスケボーを駆使した探偵団の大追跡シーンです。犯人は赤いスポーツカーを二台用意し、一台で轢き逃げを装い、探偵団を引き寄せる隙にもう一台で殺人を遂行しました。コナンは、歩美のDBバッジが落ちた痕跡や、倉庫に隠された車体の泥跳ね跡、さらに複数回の誤通報といった微細な証拠を積み重ねることで、子どもたちの行動をアリバイ工作として逆に利用する手口を鮮やかに解明していきます。
ゲストの声優
– 宍戸健一(ししど けんいち)役:矢尾一樹(やお かずき、1960年5月15日生まれ)
– タバコ屋のおばあさん役:水原リン(みずはら りん、1958年11月15日生まれ)
– 警官役:千葉一伸(ちば いっしん、1968年6月26日生まれ)
まとめ
「探偵団大追跡事件」は、子どもたちの追跡劇と二台の車を使ったアリバイトリックが絡むユニークな作品です。ターボエンジン付きのスケボーやタバコ屋の老婆への誤通報など、詳細な伏線が真相解明に繋がる爽快な推理劇が魅力となっています。普段は事件現場から遠ざけられがちな探偵団が、逆に真犯人の証言を誘導するために利用される意外性も見逃せません。ぜひ実況しながら証拠を探してみてください。
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