名探偵コナン★第134話 奇術愛好家殺人事件(解決篇) 1999年2月8日
あらすじ
雪に包まれたロッジで発生した連続殺人事件。そこには「奇術愛好家連盟」のオフ会の参加者たちがいた。浴室で襲撃を受けた園子と蘭は、矢の痕や林に落ちたボーガン、小窓に残されたホチキスの針といった謎の証拠に直面する。江戸川コナンは、荒義則のロッジのオーナー室からホチキスや紐を調達し、犯人のトリックを再現しようと奮闘する。やがて、雪原に足跡を残さずに死体を移動させるという驚愕の手法を明らかにし、真犯人を追い詰めていく。
みどころ
トリックの再現
コナンがホチキスや長い紐を巧みに使い、雪原とロッジを舞台に“足跡を残さない移動”のトリックを見事に実演するシーンは圧巻である。
雪山と密室の奇術
浴室の小窓に打たれたホチキス針や、周囲に足跡を残さない巧妙な犯行手口が絶妙に絡み合い、緊張感を高める。
緊迫した演出
蘭と園子の危機的状況や、荒義則と土井の動揺を交えながら、コナンの冷静な推理が展開され、緩急のあるストーリーが生まれる。
ゲストの声優
荒義則(あら よしのり)
声を担当するのは徳弘夏生(1948年6月23日生)。
土井塔克樹(どいとう かずき)
声を担当するのは渡辺寛二(1958年3月29日生)。
まとめ
「解決篇」では、雪山のロッジという極限の状況を背景に、奇術を取り入れた“不可思議密室”のトリックが鮮やかに明らかになる。ホチキスや紐を使った再現実験で犯行の手口を解明し、コナンの科学捜査が冴え渡る、シリーズの中でも特に優れたエピソードである。
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