名探偵コナン【劇場版】水平線上の陰謀（2005年4月9日）

あらすじ

15年前、北大西洋で貨物船「第一八代丸」が氷山と衝突し沈没しました。その謎が時を経て再び浮上します。八代造船の設計士が運転中に急死し、半月後、コナン、蘭、毛利小五郎たちは大財閥・八代グループが運行する豪華客船アフロディーテ号の初航海に招かれます。しかし、船内では水中展望室や海底探査艇、カジノ甲板を利用した巧妙なトリックが次々と繰り広げられ、逃げ場のない13000フィートの海上密室で乗客が襲われていきます。コナンは阿笠博士の新しいガジェットを駆使し、真実を解き明かすために立ち向かいます。

みどころ

本作の最も魅力的な点は、アフロディーテ号を舞台にしたクローズドサークルミステリーであることです。船内各所に仕掛けられたトリックと、海上という閉ざされた空間がもたらす緊張感が際立ちます。また、大財閥・八代グループによる企業の陰謀と内部抗争が絡み合い、蘭と園子の友情や小五郎親子の絆が深く描かれています。阿笠博士の最新ガジェットが事件解決の鍵を握る点も見逃せません。

ゲストの声優

日下ひろなり役は山寺宏一（1961年6月17日生）、秋吉美波子役は榊原良子（1956年5月31日生）、汐見勝彦役は遊佐浩二（1968年8月12日生）が担当しています。

まとめ

『水平線上の陰謀』は劇場版シリーズの第9作で、海上の逃げられない密室空間を活かしたサスペンスと巨大財閥の陰謀が絡む複雑なミステリーが融合した傑作です。豪華客船の美しい映像、巧妙なトリック、コナンのガジェットの活用が見どころであり、友情や家族愛を描いた人間ドラマにも深みがあります。劇場版史上屈指の緊迫感と感動を体験できる作品です。