名探偵コナン【劇場版】から紅の恋歌（2017年4月15日）

あらすじ

大阪の日売テレビで開催されていた百人一首の大会「皐月杯」の会見中に、突然爆破事件が発生します。西の名探偵、服部平次と幼馴染の遠山和葉はその場に取り残されますが、コナンによって無事に救出されます。コナンは「自称・平次の婚約者」と名乗る競技かるたの高校生チャンピオン、大岡紅葉に出会うことになります。やがて、京都の嵐山で起きた殺人事件との関連性が明らかになり、二つの不思議な事件が百人一首という共通の鍵で結びつき、コナンと平次は力を合わせて真相に迫っていきます。

みどころ

本作の魅力は、シリーズ初の“百人一首ミステリー”であり、大阪と京都という二つの都市を舞台に繰り広げられる爆破テロと殺人事件の交錯です。コナンと平次の東西名探偵タッグや、和葉と紅葉の競争関係、さらには競技かるたの緻密なルールを活かしたトリックが緊張感を生み出します。また、倉木麻衣が歌う主題歌「渡月橋 ～君 想ふ～」が物語に深みを与えています。

ゲストの声優（ふりがな・生年月日）

吉岡里帆（よしおか りほ、1993年1月15日生）／枚本未来子役
宮川大輔（みやがわ だいすけ、1972年9月16日生）／関根康史役

まとめ

『から紅の恋歌』は劇場版コナンの第21作目であり、百人一首をテーマにした革新的なミステリーです。爆破事件と殺人事件という二重のストーリーが、コナンと平次の協力によって解き明かされる様子は、伝統文化の知識が巧みに織り込まれた素晴らしい脚本が際立っています。また、吉岡里帆と宮川大輔のゲスト声優が関西弁を駆使し、作品にリアリティを与え、最後まで目が離せない傑作に仕上がっています。