名探偵コナン★第260話 揺れるレストラン：2001年12月3日

あらすじ

大晦日の夜、展望レストラン「スカイビュー」で行われたクリスマスパーティに参加した毛利蘭とコナン。突然、ビル全体が震度3程度の揺れに襲われ、非常灯が点灯します。料理が空中に舞う中、シェフ補佐の高木雅也が厨房の奥で命を落としているのが見つかります。現場は密閉されたガラス張りのダイニングフロア。揺れは地震のせいだと偽装されていますが、コナンはガラスのヒビの方向やワイヤーで固定されたシャンデリアの微妙なズレから、これは人為的な仕掛けだと見抜きます。レストランオーナーとスタッフの間にある緊張感が浮かび上がる中、本物の犯人に迫っていきます。

みどころ

本エピソードの魅力は「揺れトリック」の驚きと、コナンの物理的な推理です。ガラスの割れ方から人工的な振動を見抜くシーンは圧倒的です。また、揺れを巧みに利用して凶器を運ぶ手法や、シャンデリアのワイヤーを逆手に取った犯人の動きなど、空間演出とトリックが見事に調和しています。緊迫した状況の中で蘭が助けに入るアクションもあり、視覚的に楽しめるエピソードとなっています。

ゲストの声優（生年月日）

– 高木雅也（シェフ補佐）CV：田中正彦（1954年10月1日生）
– レストランオーナー CV：山崎和佳奈（1965年7月30日生）
– 支配人・石井 CV：千葉一伸（1968年6月26日生）
– 女給・中村彩 CV：吉田小南美（1967年6月6日生）
– 料理評論家・北村 CV：郷里大輔（1964年8月20日生）

まとめ

第260話「揺れるレストラン」は、密閉された空間での揺れをトリックとして用いた革新的なミステリーです。地震を偽装した中でのコナンの鋭い物理的洞察や、揺れを利用した凶器の移動、シャンデリアのワイヤーを逆転利用したトリックの美しさが際立ちます。ゲスト声優陣の演技も素晴らしく、シリーズの中でも特に“動”と“知”が見事に融合した傑作エピソードと言えるでしょう。