名探偵コナン★第287話 工藤新一NYの事件(推理編):2002年7月22日
あらすじ
横浜中華街での出来事の後、蘭は高熱にうなされ、ぼんやりとした意識の中で1年前のニューヨークでの出来事を思い返す。母である工藤有希子とともに、15歳の蘭と工藤新一はブロードウェイの楽屋裏の見学に訪れた。そこで、天使の衣装を着た主演俳優ヒースが舞台の真ん中で狙撃され、銃弾の跡や謎の“焼け跡”が残される。市警のラディッシュ警部は外部からの狙撃と考えるが、有希子は“血痕のかすれ”や“火傷痕”に違和感を抱き、事件の真相を解明しようとする──。
みどころ
ダイイングメッセージのようなトリック:血痕のかすれ方と焼け跡の位置が、舞台からの狙撃を否定する重要な要素となる。
蘭の視点の演出:高熱による“夢か現実か”の境界が曖昧になり、回想の中に幻想的な深みを与える。
舞台美術の活用:天使の演出に必要なワイヤー、楽屋裏でのレーザーライト、衣装に使われている鋲など、劇場独特の小道具が決定的な証拠となる。
ゲストの声優(生年月日)
工藤有希子/島本須美:1954年12月8日生
イベリス・ハミルトン/野沢由香里:1957年10月9日生
ローズ・ヒューイット/山本雅子:1972年10月15日生
シャロン・ヴィンヤード/小山茉美:1955年1月17日生
リラ・サンチェス/安藤麻吹:1969年3月30日生
アカネ・ニールセン/林摩理子:1980年8月24日生
ヒース・フロックハート/千葉一伸:1968年6月26日生
ラディッシュ警部/石田太郎:生年月日非公表
まとめ
「推理編」では、華やかなミュージカルの舞台を背景に、重力・光・血痕を利用したトリックが見事に展開されます。蘭の高熱による回想がミスリードを引き起こし、有希子の機転により“火傷痕”や“血痕のかすれ”という微細な証拠が明らかになります。舞台裏のワイヤーやレーザーが重要な役割を果たす展開は、シリーズの中でも特に異国情緒あふれるミステリーです。後編では真犯人とその動機が明かされる解決編への期待が高まる作品となっています。
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