名探偵コナン★第293話 孤島の姫と龍宮城(解決編):2002年9月2日
あらすじ
2002年9月2日放送の第293話「孤島の姫と龍宮城(解決編)」では、無人島「鬼亀島」に取り残されたコナンたちが、荒れ果てた金城家の別荘で一夜を過ごします。次の日、平次は椅子に子どもが書いた名前の不自然さに気づき、「ちよにい」と「かあちゃん」の隠された椅子をキッチンで見つけます。さらに、蘭と和葉の会話から、犯人が伊江と下地の殺害方法を意図的に変え、船長の失踪を装ったことを見抜きます。そして、海の底に沈んだクルーザーの碇を引き上げて海上保安庁を呼び寄せ、黄金貨の強奪を企んだ真犯人・竹富と久米を追い詰めていきます。
見どころ
– 椅子に関するトリックが解明される瞬間:前編で伏線として提示された椅子の名前の書き込みがキッチンで見つかり、動機や共犯関係が一気に明らかになる様子は見事です。
– 碇引き上げの迫力:平次が波打ち際で海底の碇の位置を特定し、仲間と共に引き上げるシーンは、まるで劇場版のような迫力を持っています。
– 黄金貨強奪の動機:龍宮城伝説を利用した海底トンネルからの逃走計画が明らかになり、人間の欲望が怪談を生むという構図が心に響きます。
ゲストの声優(生年月日)
竹富雅男(たけとみ まさお)/大滝進矢:1953年7月29日生
久米好継(くめ よしつぐ)/岩永哲哉:1970年6月24日生
池間伸朗(いけま のぶあき)/岸尾だいすけ:1974年3月28日生
平良伊江(てら いえ)/皆川純子:11月22日生(年非公表)
大東幹彦(おおひがし みきひこ)/金尾哲夫:1950年9月29日生
まとめ
この解決編では、椅子に書かれた名前のトリックや蘭と和葉の会話に関する伏線が完全に回収され、碇を引き上げるダイナミックなアクションを通じて黄金貨強奪計画が明るみに出ます。平次とコナンの名推理バディが、龍宮城伝説のミステリアスな背景を暴き出し、人間の欲望や裏切りを浮き彫りにします。無人島と海底トンネルという二重の密室を見事に解体した、シリーズの中でも屈指のクライマックスです。
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