名探偵コナン★第310話 黒の組織との接触(追跡編):2003年2月17日

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名探偵コナン★第310話 黒の組織との接触(追跡編):2003年2月17日

2003年2月17日に放送された第310話「黒の組織との接触(追跡編)」では、コナンが阿笠博士の変声器を使って板倉卓の声を模倣し、組織の一員であるウォッカとのソフト受け渡しに関する交渉を進めます。彼は賢橋駅のコインロッカー前での決戦を約束し、迫る時間制限の中で群馬から東京へと急ぐ深夜のドライブが繰り広げられます。黒ずくめのキャラクターたちとの緊迫した追跡劇が、視聴者を引き込むことでしょう。

あらすじ

コナンは、板倉卓の殺害事件に関するMOディスクの暗号を解読することに成功します。彼は阿笠博士の変声器を利用し、卓の声を再現してウォッカとの電話交渉を開始します。初めは受け渡しが翌日午前0時に設定されていましたが、コナンは巧妙に話を進め、午前4時に前倒しさせます。その後、群馬県の別荘から東京の賢橋駅へ向かう途中、阿笠博士の車で急いで移動していた一行は、高速道路でタイヤがパンクするというトラブルに見舞われます。通りかかったトラックに同乗することになり、コナンはコインロッカー前で組織の影を感じながら、真夜中の追跡に挑むことになります。

みどころ

本話の魅力的なポイントは、高速道路での夜間シーンとコインロッカー前での緊迫した張り込みです。阿笠博士がパンク修理を終えた後に、暗いトンネルを抜ける際のカメラワークは、視聴者にスピード感や緊張感を与えます。賢橋駅のホームで蛍光灯が一つずつ点灯するシーンは、静寂の前触れを象徴しています。また、コナンがロッカー番号を確認する手元のアップも、視聴者の期待感を高める演出となっています。トラック運転手との軽快なやり取りは、阿笠博士の人柄を描写し、緊張の中にユーモアを交えた点も見逃せない部分です。

ゲストの声優

– 板倉卓:大友龍三郎さん(5月18日生まれ)
– ウォッカ:立木文彦さん(1954年8月29日生まれ)
– トラック運転手:広瀬正志さん(生年月日非公表)
– ラジオの声:長嶝高士さん(生年月日非公表)

スタッフ注目ポイント

演出を担当した菊池一仁さんは、夜間のドライブから駅のホームへのシームレスなカットを用いて、追跡劇の緊迫感を強調しています。脚本の大倉崇裕さんは、前編でのMOディスク暗号の伏線を見事に回収し、受け渡しのタイムリミットを強調する構成を実現しています。作画監督の工藤柾輝さんは、トラックの車内や駅ホームの細部をリアルに描き出し、視聴者に臨場感を与えています。音楽監督の大野克夫さんによる低音のバスドラムとストリングスの合奏は、緊張感を巧みに煽っています。

まとめ

コナンの変声器トリックの成功から深夜の高速追跡、そして賢橋駅での張り込みに至るまで、黒の組織との“追跡編”は息を呑むような展開が続きます。次回、コナンは組織とのソフト受け渡しをどのように制するのか、後編(交渉決着編)をお見逃しなく!

 

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