名探偵コナン★第339話 4台のポルシェ(後編):2003年10月27日
東都デパートの地下駐車場でポルシェオーナーの伴場幸哉が絞殺された。ほどなく警察が到着し現場検証が始まる。監視カメラ映像で仲間3人のアリバイが成立する中、コナンは鑑識写真の微妙なズレに気づき、真相へと迫る。
あらすじ
地下駐車場に取り囲まれた警察の中、伴場幸哉の遺体はポルシェ928の助手席に倒れている。監視映像からは暮木義人、布袋鋭司、泰山薫の三人にアリバイが確認され、自殺の可能性も浮上している。しかし、コナンは伴場の左ポケットの位置と駐車枠のラインのズレ、さらには車内に残された微かな血痕のパターンから、これは人為的に作られた“事故現場”だと直感する。彼は4台の車両の配置トリックを解明しようと、車内の写真を詳細に調べ始める。
見どころ
この後編の最大の魅力は、コナンが車のキーとナンバープレートの関係を巧みに利用する場面です。助手席側のシートベルトにある凹みと、伴場が最後に持っていたキーの擦り傷の位置を照合することで、“犯行後に車を動かした別の人物”の存在が明らかになります。また、警察が見逃した死角カメラの位置を利用したタイムラグトリックは、視聴者に強烈なカタルシスをもたらします。
ゲストの声優
伴場幸哉役:坂口候一さん
誕生日:1968年2月10日(東京都出身)
まとめ
「4台のポルシェ(後編)」は、高級車ショールームの華やかさと密室トリックの緊張感が見事に融合した名作です。コナンが細部の“ずれ”を手がかりに、死角とタイムラグを突き止める推理劇はシリーズ屈指の完成度を誇ります。次回以降も、コナンの観察眼が生む鮮烈な謎解きを楽しみにしてください。
コメント