名探偵コナン★第358話 本庁の刑事恋物語５（前編）：2004年5月3日

東京中央警察本部で勤務する高木刑事は、同期の女性刑事・松本菜摘から「事件現場で見かけた怪しい男の似顔絵を描いてほしい」と依頼を受けます。しかし、似顔絵が完成するや否や、松本が何者かに襲われて意識を失ってしまいます――

あらすじ

高木刑事は松本菜摘と協力しながら証拠を集めていましたが、重要参考人の似顔絵を描くために二人で残業をしていました。似顔絵の完成を確認した直後、松本は駐車場の通路で背後から殴られ、倒れ込んでしまいます。現場は防犯カメラの死角であり、彼女は搬送先の病院でも意識を取り戻すことがありません。高木刑事は「似顔絵が狙われたのでは」と直感し、コナンに協力を求めます。二人は逃走経路と似顔絵原稿の行方を追い始めます。

見どころ

本エピソードの魅力は、警察内部を舞台にした「恋」と「職務」の板挟みとなる高木刑事の葛藤と、似顔絵を巡る巧妙なトリックにあります。死角の位置関係や、原稿用紙に残された微かな手形や指紋、高木刑事の足跡が繋がる瞬間は見逃せません。また、松本刑事の命を案じる表情と、コナンの密かな協力が生み出すコンビネーションも感動的です。

ゲストの声優

松本菜摘役：松井菜桜子（まつい なおこ）
誕生日：1967年1月1日（東京都出身）

まとめ

「本庁の刑事恋物語５（前編）」は、警察署内での人間ドラマと本格的な推理を見事に融合させた人気シリーズです。後編では、高木刑事とコナンが似顔絵原稿の隠し場所を特定し、松本刑事を襲った真犯人とその動機を明らかにします。次回も楽しみにしてください。