名探偵コナン★第361話 帝丹高校学校怪談（前編）：2004年5月24日

あらすじ

毛利蘭の依頼により、コナンたちは帝丹高校で発生している「幽霊騒動」の調査を行います。中庭に突如として現れたのは、2年前に事故で亡くなった生徒・保坂英彰の机で、そこには「怨み」のメモが残されていました。ぬかるんだ土には足跡が一切なく、美術部の物部雅生は「保坂の呪い」と叫び、取り乱します。この不可解な現象により校内は混乱に陥り、コナンは足跡やメモの筆跡、目撃証言を手がかりに真相を探り始めます。怨霊伝説の背後に隠された「人の仕業」とは何なのでしょうか。

みどころ

本エピソードのハイライトは、神秘的な「幽霊机」の出現シーンです。暗闇の中に浮かび上がる机と揺れるメモ用紙は、視聴者の緊張感を高めます。また、コナンが雨でぬれた地面に残されている「足跡ゼロ」という矛盾に鋭く切り込む推理は、シリーズ屈指の名作と言えます。さらに、物部雅生の恐怖に震える演技はリアルで、学校怪談ならではのホラー要素と本格的な推理が巧みに融合しています。

ゲストの声優（生年月日）

– 新出智明：堀秀行（1954年3月18日）
– 塚本数美：桑島法子（1974年7月18日）
– 世古国繁：森久保祥太郎（1974年7月6日）
– 物部雅生：豊永利行（1992年2月10日）
主要キャストとしては、高山みなみ（江戸川コナン）と山崎和佳奈（毛利蘭）がいます。

まとめ

「学校怪談」をテーマにした帝丹高校で、幽霊と思われる現象が実は巧妙な人為的トリックである可能性を示す序章です。足跡の謎や恨みメモの正体、目撃者の証言といった細部の不整合をコナンが次々に解決していく展開は、前編ならではのスリルに満ちています。後編では真犯人の動機やトリックの全貌が明らかになるため、ぜひ続編もご覧ください。ホラーと推理が交錯する名作エピソードの第一幕を楽しんでください。