名探偵コナン★第363話 都会のカラス:2004年6月7日

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名探偵コナン★第363話 都会のカラス:2004年6月7日

あらすじ

米花町にある市営団地で、ゴミ捨て場を漁っていた江上タツ江という名の“カラス婆さん”が、大型冷蔵庫の下に片手を突っ込んだ状態で亡くなっているのが発見されました。彼女の遺体の近くには、砕けた鉢植えと「市役所に連絡済み」というメモがありました。警察はカラスの仕業だと考えますが、コナンは鉢の落ち方や足元の不自然な状態から、これは事故に見せかけた殺人だと確信します。団地の屋上を封鎖し、目撃証言を元に、次々とトリックの矛盾を明らかにしていくのです──。

みどころ

この話の最大の魅力は、団地に集う“都会のカラス”と、冷蔵庫の下で発見された不気味な死体のオープニングシーンです。コナンの卓越した観察力によって、鉢植えが落ちた経路や、雨にぬれた地面に残された足跡が一切ないことが次々と解明されていきます。また、団地の屋上の封鎖を利用したトリックや、少年探偵団が巻き込まれる緊迫感あふれる張り込みシーンが、ホラーと本格的な推理を見事に融合させています。

ゲストの声優(生年月日)

– 江上タツ江:山本圭子(1940年8月7日生)
– 今井典子:岩男潤子(1970年2月18日生)
– 典子の恋人:佐々木望(1967年1月25日生)

まとめ

“都会のカラス”として知られる老婆の不審な死は、実際にはカラスの悪戯ではなく、巧妙に仕組まれた人為的なトリックでした。鉢植えと冷蔵庫の配置、足跡の消失、屋上封鎖のタイミングなど、コナンが一つ一つの矛盾を明らかにしながら真相に迫る構成は、終始緊張感に満ちています。ホラー演出を巧みに活用しつつ、本格的な推理で犯人の姿を浮かび上がらせる手腕が光るエピソードとなっています。次回以降の展開にも大いに期待が高まります。

 

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