名探偵コナン★第370話 逃げ回るゲームソフト:2004年8月9日
あらすじ
人気ゲーム『ギャドリン2』のリリース日が近づく中、シャイニング社の社長である道場宣和が最終チェックのためにゲームディスクを機器にセットします。すると、そこには一昨日社長室で盗作シナリオを書いた小林信二が命を奪われる場面が映し出されていました。探偵の斉藤なるは「偶然撮影された」と言いますが、道場は怒りに燃え、斉藤を消してしまいます。翌日、元太たち探偵団は社屋に侵入し、仮面をかぶった何者かに追われる事態に。トイレから逃げた先で見つけたのは、窓際に転がる血のついたゲームディスク。真正の“惨劇”が始まります!
みどころ
本エピソードの最大の魅力は、無邪気な探偵団の活動が一転して、ゲームディスクに映る“死の瞬間”という恐怖の演出が視聴者を引き込む点です。廊下に残る足跡や警備員の無線、社長室の防犯カメラ映像——コナンが細部の矛盾を徹底的に解析するシーンは圧巻です。また、ディスク内部に仕掛けられた隠し映像のトリックが、後半の逃走劇と結びつき、緊張感をさらに高めます。
ゲストの声優(生年月日)
道場宣和:安井邦彦(1960年12月12日生)
大橋努:岩永哲哉(1970年6月24日生)
警備員:宇垣秀成(1963年7月25日生)
女性リポーター:水落幸子(12月18日生)
探偵大友龍三郎:大友龍三郎(1952年5月18日生)
小林信二:北島淳司(1964年5月13日生)
八須賀ゆかり:永島由子(1970年7月3日生)
まとめ
“逃げ回るゲームソフト”は、一見するとアニメオリジナルの軽快な逃走劇ですが、その背後には盗作と殺人という二重のトリックが巧妙に絡み合った異色の作品です。ゲーム機に内蔵された監視カメラ、社長室の映像、探偵団の足跡——コナンが一つ一つのほころびを明らかにし、真犯人に迫る展開は息をのむものです。ホラー演出と本格的な推理が高次元で融合した夏の名作をぜひお見逃しなく。
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