名探偵コナン★第376話 タイムリミットは15時！：2004年11月1日

あらすじ

コナンは、蘭、灰原、少年探偵団と阿笠博士に誘われ、山のキャンプ場に出かけました。良い場所を確保しようと元太と光彦が向かった先には、カップルの堀越将司と常山美佐がいて、緊迫した雰囲気が漂います。その夜、テントで仮眠をとっていた蘭は、サングラスをかけた男に連れ去られてしまいます。翌朝、崖の下で事故車が見つかり、薬で眠らされていた蘭の姿はなく、男の携帯電話には「15時に女を○す」との未送信メールが残されていました。コナンはダムの放流時刻とこの事件を結びつけ、蘭を救うために全力を尽くします。

みどころ

テント内が一瞬で誘拐の現場となる序盤の演出は、非常に緊迫感があります。サングラスの男が蘭を連れ去る際の恐怖感や、薬の痕跡が加わることでホラーな雰囲気が演出されています。「15時」に焦点を当てた未送信メールとダムの放流スケジュールを結びつけるコナンのひらめきは、シリーズでも特に印象的です。少年探偵団の協力や阿笠博士の登場が緊迫感を和らげつつ、最後まで目が離せない展開が続きます。

ゲストの声優（生年月日）

常山美佐：笠原留美（1970年3月8日生）
堀越将司：小野坂昌也（1964年10月13日生）
刑事：浜田賢二（1972年4月12日生）
ダムの係員：遊佐浩二（1968年8月12日生）
警備員：巻島直樹（1962年8月23日生）
レスキュー隊員：水島大宙（1976年6月14日生）

まとめ

静かだったキャンプ場が一転、眠っていた蘭が誘拐される衝撃的な始まりから、「15時」のダム放流を時限爆弾として捉えるスリリングな救出劇に展開します。テント内の薬の痕跡や崖下の事故車、未送信メールと放流時刻の絡みが見事なミステリーを構成しており、少年探偵団や阿笠博士との協力も見どころです。コナンの鮮やかな推理とギリギリのタイムリミットが味わえる、シーズン9でも特に秀逸な作品です。