名探偵コナン★第404話 不思議な天使の館(後編):2005年6月27日

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名探偵コナン★第404話 不思議な天使の館(後編):2005年6月27日

あらすじ

少年探偵団と灰原は、ユリコの曾祖父である伊勢川剛三が残した財宝を追い求め、「天使の館」へと向かいます。前編で黒水晶を手にしたコナンは、次の手がかりが南に位置する天使の塔にあると考え、一行は塔の扉を開こうとします。しかし、仕掛けが作動して床が崩れ、地下の迷宮に落ちてしまいます。暗闇の中で、元太と光彦は道を分かち、哀と歩美は異なるルートを進むことに。混乱の中、ユリコがはぐれてしまい、秘書で遺言執行人の「時計」が彼女を連れ去る様子をコナンは目撃します。彼は地下空間が西の館にまで続いていると推理し、ミノタウロスの糸を使った脱出法を思いつきます。洋服の毛玉を糸玉として暗い通路を進むと、西の館の暖炉前にたどり着き、時計がユリコを救出したことが明らかになります。誤解を解き、再会を果たした一行は、財宝への鍵が「西の天使塔」にあることを知るのです──物語は次章へと続きます。

みどころ

後編のハイライトは、閉ざされた迷宮でのサバイバル劇とコナンの機転による脱出シーンです。牛をテーマにした不気味な迷路は視覚的に印象深く、探偵団メンバーの個性が際立つ分岐が見どころとなります。論理的なコナンが「ミノタウロス伝説」をヒントに毛玉を糸玉に見立てる発想は、シリーズ屈指のアイデア勝負の場面です。また、ユリコの誘拐と誤解された時計の行動が実際には彼女を守るためのものであるという逆転劇も心温まります。探偵団の仲間割れから再結束への人間ドラマ、灰原が暗闇を照らすシーン、高木刑事の安堵の表情──アクションとヒューマン要素が見事に融合し、視聴者を最後まで引きつけます。

ゲストの声優

– **松中ユリコ役:ゆかな**(1975年1月6日生まれ)
– **伊勢川剛三役:亀井三郎**(1938年4月3日生まれ)
– **松中義人(時計)役:檀臣幸**(1963年8月6日生まれ)

まとめ

第404話「不思議な天使の館(後編)」は、前編で仕掛けられた迷宮トリックをコナンが論理的に解明し、暗闇の地下空間から脱出を果たすまでを描いた圧巻のクライマックス。牛の館を象徴するミノタウロス像や糸玉のアイデアは、アニメオリジナルならではのエンタメ性に溢れ、探偵団の団結とキャラクター描写が深まる人間ドラマも秀逸です。

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