名探偵コナン★第415話 仏滅に出る悪霊(事件編):2005年10月10日
小五郎は国友家の執事である赤塚賢造から依頼を受け、コナンと蘭と共に国友家の屋敷に足を運ぶ。その依頼内容は「屋敷に取り憑く悪霊の呪いを解いてほしい」というものだった。調査を進める中、毎月4日に屋敷で発生する異常事態がすべて“仏滅”の日であることが明らかになる。次の仏滅の日、10月4日が迫る中、コナンは屋敷の間取りとカードに残された暗号を解析し、巧妙に仕組まれたトリックを解決しようと奮闘する。
みどころ
この話で特に注目すべき点は「仏滅カード」という不気味な演出と、それに隠された物理的トリックの対比です。コナンがカードの切れ目や印刷のズレを見抜き、偽装を暴く推理シーンは圧巻です。また、屋敷の密室構造と赤塚執事の証言の矛盾を結びつける論理の組み立ても素晴らしい。日付トリックと密室トリックという二重構造が、ミステリーの真髄を体現しています。
ゲストの声優(生年月日)
– 赤塚賢造(国友家執事):富田耕生(とみた こうせい)/1936年11月29日生まれ
– 国友淳大(当主):納谷六朗(なや ろくろう)/1931年1月13日生まれ
– 先崎茂子(使用人):中西妙子(なかにし たえこ)/1959年5月15日生まれ
まとめ
「仏滅に出る悪霊(事件編)」は、呪いの演出に惑わされながらも、物理的な違和感を基に真実にたどり着く王道のミステリーです。コナンの鋭い観察力が事件を“日付トリック”へと昇華させ、視聴者を驚きと笑いの渦に巻き込みます。次回「疑惑編」への前編として、シリーズの中でも特に完成度の高いエピソードとなっています。
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