名探偵コナン★第416話 仏滅に出る悪霊(疑惑編):2005年10月17日
13年前の海難事故で、国友家の当主・淳大が乗る船が沈没しました。この事故により、屋敷で働く人々は家族を失い、淳大は“仏滅の4日”が訪れるたびに恐怖に襲われることになります。物語の疑惑編では、翌年の10月4日、“仏滅”当日に淳大が再度倒れ、室内には薬瓶と踏みつぶされた錠剤の痕跡が残されていました。名探偵コナンは前編のトリックを基に、密室の時間差と“仏滅カード”の偽装を明らかにし、真の犯行動機に迫ります。
みどころ
この物語の魅力は、日付トリックを巧妙に利用した“呪い”の演出と、薬瓶の配置に隠された微細な物的証拠です。前編で示された“仏滅カード”の印刷ズレを応用し、疑惑編では犯人が意図的に錠剤を踏みつぶした理由をコナンが解き明かします。また、時間差で施錠される密室の構造を論理的に解明するコナンの洞察力は、シリーズの中でも特に優れた知略を発揮しています。
ゲストの声優(生年月日)
– 赤塚賢造(国友家執事):富田耕生さん(とみた こうせい)/生年月日:1936年2月4日
– 先崎茂子(使用人):中西妙子さん(なかにし たえこ)/生年月日:1931年2月11日
– 綿引勝史(庭師):石田彰さん(いしだ あきら)/生年月日:1967年11月2日
まとめ
「疑惑編」においては、“仏滅”を巡る心理的な圧力と薬品トリックが巧みに掛け合わされています。前編のカード偽装トリックをさらに深化させ、薬瓶の配置や踏みつぶされた錠剤から犯行の動機と手順を完璧に再現するコナンの推理は見事です。密室ミステリーの王道を突き進む、緊張感に満ちた展開が楽しめる一幕となっています。
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