名探偵コナン★第417話 仏滅に出る悪霊（解決編）：2005年10月24日

あらすじ

13年前の9月26日、関口俊道が勤務する会社の社長が突然姿を消しました。その後、社長の地位に就いた関口に対して疑念が生じる中、10月4日の仏滅の日に現れた“悪霊カード”が引き金となり、国友家で不可思議な事件が再び浮上します。疑惑編で亡くなった淳大の死因が薬品トリックであることが判明し、この解決編では蘭の何気ない発言──ペアルックのパジャマを購入したという報告──が重要な鍵となります。コナンは密室の構造とカードの偽装を組み合わせて真犯人を明らかにします。

みどころ

解決編の最大の見どころは、仏滅カードの印刷ミスと薬瓶の配置が示す“時間差密室”トリックの融合です。カードの切り口に残された微細なインクの痕跡を手がかりに、コナンが犯行のタイミングを特定する推理は圧巻です。また、蘭のパジャマに関する一見無関係な情報が“キーポイント”となる脚本の巧妙さにも注目です。心理戦と物理的証拠が高次元で融合した構成が際立ちます。

ゲストの声優（生年月日）

– 赤塚賢造（国友家執事）：富田耕生（とみた こうせい）／1936年11月29日生まれ
– 先崎茂子（使用人）：中西妙子（なかにし たえこ）／1959年5月15日生まれ
– 先崎波花（茂子の娘）：氷上恭子（ひかみ きょうこ）／1969年1月11日生まれ
– 綿引勝史（庭師）：石田彰（いしだ あきら）／1967年11月2日生まれ

まとめ

「解決編」では、仏滅の“呪い”を見抜いたコナンの鋭い観察力が際立ちます。印刷のズレがあるカード、“ペアルック”という言葉、そして薬瓶の微妙な傾き──これらを結びつけることで、密室に見せかけた完全犯罪を暴き出します。トリックの二重構造は、推理ドラマの教科書的な完成度を誇り、ミステリー好きには見逃せない一幕となっています。