名探偵コナン846話「絶体絶命暗闇のコナン（後編）」を徹底解説！

2017年1月14日に放送された名探偵コナン第846話「絶体絶命暗闇のコナン（後編）」は、暗闇で棺桶に閉じ込められたコナンが、限られた感覚と推理だけを武器に“自分の居場所”と“犯人の狙い”に到達する緊迫の完結編。遺言状盗難事件を追う小五郎の捜査線と、火葬場へ向かう霊柩車の中で必死に脱出を試みるコナンの生還線が同時進行し、一本のトリックで交差する構成が秀逸。葬儀の移動導線（霊柩車→火葬場）と、遺言状の扱いをめぐる心理が、事件の本質を鮮やかに浮かび上がらせます。

名探偵コナン846話「絶体絶命暗闇のコナン（後編）」を徹底解説！

①あらすじは？

第846話「絶体絶命暗闇のコナン（後編）」は、2017年1月14日放映。金庫破りを目撃して拉致されたコナンは“長方形の木箱＝棺桶”の中で覚醒し、わずかな音（エンジン、ブレーキ、開閉音）から霊柩車で火葬場へ向かっていると推理。同時に小五郎は唐橋グループ会長・唐橋剛太郎の遺言状盗難事件を、長男・耕造、長女・光代、次男・英輔の三人に絞って追う。コナンは棺内で縄を解き、通信に成功し、葬儀の動線を逆算して救出へ繋げる。

②みどころは？

みどころは“見えない密室”の臨場感と、遺言状盗難線が同時に解ける二重解決。コナンは音・振動・匂い（線香、排気）など環境情報を積み上げ、霊柩車・火葬場・炉前の段取りを時間軸で再構成。一方で小五郎は、遺言の改稿（秘書へ一任）と書類の所在が生む動機の強弱、三兄妹の行動証拠を突合。「遺言を燃やしたい犯人」と「遺体（棺）と書類を同時に処分したい思惑」が一本の移動導線で重なる瞬間が、緊張を最高潮に引き上げます。

③ゲスト声優は？

④エピソードの詳細は？

コナンは棺の内側構造（留め具の位置、空気の流れ）を触覚で把握し、縄の摩擦を利用して拘束を解く。DBバッジで外部連絡に成功すると、霊柩車が火葬場へ向かう“ルートと時刻”から救出の可否を即断。同時に、棺内で見つけた“遺言状の原本”が金庫破りと葬儀導線の接点だと確信し、小五郎の捜査線に合流する形で犯人の動機（原本焼却による利益）を指摘。炉前直前での劇的な救出と、遺言状の保全によって、事件は決着へ。

⑤主題歌は？

オープニングテーマ：幾千の迷宮で幾千の謎を解いて／BREAKERZ
エンディングテーマ：YESTERDAY LOVE／倉木麻衣

⑥まとめ

名探偵コナン第846話「絶体絶命暗闇のコナン（後編）」は、暗闇の棺から環境情報だけで“場所・時間・目的”を同定するコナンの推理が冴え渡る回。遺言状盗難の動機線と、霊柩車から火葬場へ至る葬儀の導線が重なることで、書類と遺体の同時処分を狙う計画の輪郭が露わに。二重の緊張を一本のトリックで解きほぐし、救出と真犯人特定を同時に果たす構成が鮮烈です。

名探偵コナン846話「絶体絶命暗闇のコナン（後編）」を徹底解説！