スペースコブラ第1話:復活!サイコガン

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スペースコブラ第1話:復活!サイコガン

寺沢武一原作の不朽の名作をアニメ化したスペースコブラの伝説は、このエピソードから始まりました。左腕にサイコガンを持つ男コブラが、自ら消した記憶を呼び覚まし、銀河を駆ける海賊として復活する劇的な幕開けを、放送当時の熱気と共に徹底解説します。

スペースコブラ第1話:復活!サイコガン

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①あらすじは?

・第1話

・復活!サイコガン

・1982年10月7日放映

平凡なサラリーマンとして退屈な日々を送っていたジョン・ジョンソンは、気晴らしに訪れたトリップムービー館で、かつて自分が宇宙海賊コブラであったという夢を見ます。現実に戻った彼が偶然カジノで海賊ギルドの構成員と揉めた際、危機に陥った彼の左腕から、失われていたはずのサイコガンが火を噴きました。自分こそが賞金首コブラであることを悟った彼は、自宅に隠されていた相棒レディとタートル号を復活させます。整形して顔を変え、自ら封印した過去を解き放ったコブラは、執拗に迫る宿敵クリスタル・ボーイを退け、再び果てしない宇宙の冒険へと旅立つのでした。

②みどころは?

本作最大の魅力は、ハードボイルドな世界観とアメコミ風のスタイリッシュな演出が完璧に融合している点です。特に第1話では、平凡な日常が徐々に崩壊し、圧倒的な力を持つヒーローへと覚醒していくカタルシスが緻密に描かれています。精神エネルギーを弾丸に変えて放つサイコガンの美しさと破壊力、そして監督の出崎統による止め絵(ハーモニー)を用いた劇的な演出は、当時のアニメーションの常識を覆すほど画期的でした。さらに、整形後のコブラが見せる軽妙なジョークと、命懸けの戦闘シーンで見せる凄みのギャップも大きな見どころです。大人の色気が漂うハードなSFアクションの原点がここに集約されています。

③ゲスト声優は?

役名 声優氏名 ふりがな 生年月日 備考、没日など
コブラ 野沢那智 のざわなち 1938年1月13日 2010年10月30日没
アーマロイド・レディ 榊原良子 さかきばらよしこ 1956年5月31日
クリスタル・ボーイ 小林清志 こばやしきよし 1933年1月11日 2022年7月30日没
ビビ 滝沢久美子 たきざわくみこ 1952年1月2日 2022年6月11日没

④エピソードの詳細は?

第1話は、原作漫画の刺青の女編のプロローグをベースにしており、コブラが記憶を取り戻すプロセスを非常にドラマチックに構成しています。ジョン・ジョンソンとしての偽りの平和を破壊するのは、無意識のうちに求めていた刺激でした。カジノのオーナーであるビビとの出会いや、サイコガンを初めて披露する際の驚き、そして愛機タートル号が地中から姿を現すシーンは、シリーズ全体を通しても屈指の興奮を呼ぶ名場面です。また、宿敵であるクリスタル・ボーイが特殊なライブメタルで構成されているという設定も提示され、今後の熾烈な戦いを予感させる内容となっています。音楽を担当した大野雄二によるジャジーなBGMも、大人のSFドラマとしての質感を高めています。

⑤主題歌は?

オープニングテーマは、前野曜子が歌う「コブラ」です。大野雄二が作曲・編曲を手掛けたこの楽曲は、ブラスセクションを多用したゴージャスで疾走感あふれるアレンジが特徴です。前野曜子のハスキーで力強い歌声が、コブラの持つハードボイルドな雰囲気と完璧にマッチし、アニメソングの枠を超えた名曲として現在も愛され続けています。エンディングテーマは同じく前野曜子が歌う「シークレット・デザイアー」です。こちらは一転してしっとりとしたバラード調の楽曲となっており、戦い終えた後の宇宙の静寂と、コブラの孤独な背中を感じさせる情緒的な名曲に仕上がっています。

⑥まとめ

スペースコブラ第1話は、アニメ史に残る最高の導入部として知られています。整形によって顔を変え、左腕の武器を封印してまで手に入れようとした平和を、自ら捨てて再び戦いに身を投じるコブラの生き様は、今見ても全く色褪せることがありません。脚本、作画、演出、そして野沢那智さんによる軽妙洒脱な演技、すべてが奇跡的なバランスで成立しています。第1話「復活!サイコガン」を視聴することで、読者は一瞬にしてコブラの虜になり、彼と共に銀河を駆け抜けるような感覚を味わうことができるでしょう。それは紛れもなくヤツさというフレーズがこれほど似合うヒーローは、後にも先にもコブラ以外には存在しません。

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