スペースコブラ第7話:ジェーンの仇!

スポンサーリンク

スペースコブラ第7話:ジェーンの仇!

寺沢武一原作のアニメ「スペースコブラ」のなかでも、屈指の悲劇と怒りが交錯するのが第7話です。前話で妹のキャサリンを失ったジェーン・ロイヤルの復讐劇、そして彼女を救おうとするコブラの熱い戦いが描かれます。宿敵クリスタルボーイの圧倒的な冷酷さと、それに立ち向かうジェーンの決死の覚悟は、視聴者の心に深い印象を残しました。刺青の三姉妹を巡る物語が大きな転換点を迎える本エピソードを、当時の放送データや豪華な声優陣の情報とともに、細部まで徹底的に解説していきます。

スペースコブラ第7話:ジェーンの仇!

スポンサーリンク

①あらすじは?

・第7話

・ジェーンの仇!

・1982年11月18日放映

前話でターベージの魔手により、愛する妹キャサリンを失ったジェーン・ロイヤル。彼女は悲しみと激しい怒りに駆られ、妹の仇であるクリスタルボーイを討つために、コブラの制止を振り切って単身で波止場へと向かいます。一方、コブラとレディは執拗に追ってくるターベージと対決し、麻酔種子による攻撃を退けます。しかし、ジェーンが向かった先には、無敵のライブメタルを持つクリスタルボーイが待ち構えていました。復讐に燃えるジェーンの銃弾はボーイの身体を透過し、絶体絶命の窮地に陥ります。コブラが駆けつけたとき、そこには残酷な運命が待ち受けていたのでした。

②みどころは?

本エピソードの最大のみどころは、ジェーンとクリスタルボーイによる宿命の対決シーンです。出崎統監督による、影を強調した劇画調の演出と透過光の技法が、ボーイの非人間的な美しさとジェーンの悲壮な決意を際立たせています。特に、復讐心に燃えるジェーンが放つ銃弾が、ボーイの身体をむなしく通り抜ける絶望感の描写は圧巻です。また、コブラがジェーンを想い、怒りを爆発させるシーンでは、普段の軽妙な姿とは対照的な「海賊」としての凄みが見て取れます。愛と復讐、そして避けられない死というハードボイルドなテーマが、宇宙を舞台にした壮大なスケールで描かれるドラマティックな展開は必見です。

③ゲスト声優は?

役名 声優氏名 ふりがな 生年月日 備考、没日など
ジェーン 中村晃子 なかむらあきこ 1948年1月3日
クリスタルボーイ 小林清志 こばやしきよし 1933年1月11日 2022年7月30日没
ターベージ 内海賢二 うつみけんじ 1937年8月26日 2013年6月13日没
キャサリン 藤田淑子 ふじたとしこ 1950年4月5日 2018年12月28日没

④エピソードの詳細は?

第7話は、刺青の三姉妹編の中盤における最大の山場です。ジェーンは三姉妹のなかでも特に情熱的で行動力のある女性として描かれていますが、その情熱が仇討ちという形で彼女を破滅へと導いてしまいます。クリスタルボーイは彼女の攻撃をあざ笑うかのように受け流し、自らのフック状の腕で無慈悲にジェーンを貫きます。このシーンの残酷さと美しさは、当時のアニメ表現の限界に挑んだものといえるでしょう。コブラはターベージを倒したものの、ジェーンの最期に間に合わず、彼女の遺志を継いで残る三女ドミニクを探すことを誓います。復讐が連鎖し、愛する者を次々と失っていくコブラの孤独な戦いがより鮮明になった回でした。

⑤主題歌は?

オープニングテーマは前野曜子が歌う「コブラ」です。大野雄二によるジャジーな旋律と、疾走感あふれるホーンセクションは、コブラという男のダンディズムを完璧に表現しています。前野曜子の力強い歌声が、ジェーンの仇を討つべく燃え上がるコブラの闘志を煽ります。エンディングテーマは「シークレット・デザイアー」。こちらも前野曜子による歌唱で、戦いの後の静寂と孤独を感じさせるメロウなバラードです。愛する女性を救えなかったコブラの哀愁が漂う第7話の結末に、この楽曲の旋律は深く染み渡ります。これらの楽曲は、放送から40年以上経った今でも色褪せない魅力を放ち、作品の世界観を強固に支えています。

⑥まとめ

「ジェーンの仇!」は、スペースコブラという作品が単なる勧善懲悪のアクションではなく、深い悲しみを背負った大人の物語であることを証明した傑作エピソードです。三姉妹の次女キャサリンに続き、長女ジェーンまでもがクリスタルボーイの手によって命を落とすという展開は、当時の視聴者に大きな衝撃を与えました。しかし、彼女たちの死はコブラに新たなる決意を与え、物語は三女ドミニクとの出会いへと繋がっていきます。出崎演出の極致ともいえる映像美と、豪華声優陣による魂の演技が結晶したこの第7話は、銀河の英雄コブラの歴史を語る上で欠かすことのできない、極めて重要な一話といえるでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました