名探偵コナン★第101話: 初恋の人想い出事件(後編)(1998年5月18日)
あらすじ
蘭によって内田麻美は炎上した別荘から無事に救助され、病院に搬送されました。命は救われましたが、警察は火災の原因を「ケーキのロウソクの消し忘れ」と見解を示し、コナンはその説明に疑問を持ちます。火事の前後で変わった家具の配置や、燃え残ったFAX用紙の焼痕から、誰かが火災を偽装するためのトリックを解明しようとします。コナンは紙の質や折り目に残る通報履歴を手掛かりに、時間差発火装置の存在を暴き出し、真の犯人に迫ります。
みどころ
後編の最大の魅力は、火災の偽装を狙った二重トリックと、コナンの鋭い洞察力にあります。燃え残ったFAX用紙に隠された時間差装置を見つけ出し、火元として使われたケーキのロウソク消火を演出した巧妙な手口を解明する過程は、緊迫感に満ちています。さらに、火事前後にわずかに変わった家具の配置や夜中に残された足跡など、些細な証拠を見逃さないコナンの推理は、このシリーズの中でも特にスリリングな展開を提供しています。
ゲストの声優
内田麻美役:秦由香里(しん ゆかり、1969年2月18日生まれ)
沢井学役:内田直哉(うちだ なおや、1953年5月1日生まれ)
野口茂久役:上田祐司(うえだ ゆうじ、1967年6月15日生まれ)
森本喜宣役:桜井敏治(さくらい としはる、1964年7月3日生まれ)
宮崎千夏役:朴璐美(ぱく ろみ、1972年1月22日生まれ)
早坂智子役:藤貴子(ふじ たかこ、1972年7月27日生まれ)
まとめ
「初恋の人想い出事件(後編)」では、ケーキのロウソク消し忘れ説を否定する火災偽装トリックが見事に描かれています。内田麻美の初恋のエピソードを背景に、蘭の献身的な救出劇が際立ち、コナンは動かされた家具の配置や燃え残ったFAX用紙の焼痕を手がかりに、時間差発火装置の仕掛けを解明します。初恋の甘酸っぱさと本格的な推理が融合した、このエピソードはシリーズの中でも特に印象的な名推理回となっています。
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