名探偵コナン★第105話: 盗賊団謎の洋館事件(後編)(1998年6月15日)
あらすじ
小五郎、蘭、コナンの3人が人間国宝である時計職人・出淵紋時郎の旧邸を調査している最中、盗賊団の生き残りである兄弟が現れました。彼らは、かつて屋敷の主の祖父が指揮していた盗賊団の宝を取り戻すために、中村操を屋根裏に監禁し、弟は傷を隠して拳銃を持ち込んでいました。小五郎が鳩時計を用いて弟の気を引き、その隙にコナンが拳銃を落とさせ、最後に蘭が華麗に弟を制圧します。兄も追い詰められた後、監禁されていた操を救出し、止まった時計の針が「3時30分」を指している謎を解明し、操への愛情を込めた真のトリックが明らかになります。
みどころ
このエピソードの最大の魅力は、鳩時計を用いた巧妙な注意を引くトリックと、拳銃を隠すための傷の偽装技術です。小五郎が投げた鳩時計により弟の集中をそらし、コナンが見事に銃を無力化する過程は緊張感に満ちています。さらに、蘭が弟を華麗に制圧するシーンは特に印象的です。物語の最後には、停止している時計の針が「3時30分」であり、それが中村操の名前を象徴する仕掛けとなっており、タイトルに込められた「贈り物」の意味が心に響きます。
声優陣
– 盗賊団の兄役:加藤治(1936年1月1日生まれ)
– 盗賊団の弟役:田中正彦(1954年10月1日生まれ)
– 中村操役:山像かおり(1963年2月27日生まれ)
まとめ
「盗賊団謎の洋館事件(後編)」は、閉ざされた洋館を舞台に、鳩時計や拳銃偽装、カカト落としといったアクションに富んだトリックが連続する推理劇です。停止した時計の時刻が事件解決の鍵となる巧妙な展開があり、推理ファンとアクションファンの両方を楽しませる、シリーズの中でも特に優れたエピソードとなっています。
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