名探偵コナン★第120話： ハニーカクテル殺人事件（1998年9月28日）

あらすじ

小五郎はかつての依頼人である山崎開発の社長、山崎裕美の招待を受けて、コナンと蘭を伴い山奥の別荘に向かう。岩見町長の鉢巻八兵衛と共にスパリゾート計画の祝い酒を楽しむ中、「ハニーカクテル」と名付けられた蜂入りの酒が提供される。裕美が二階の自室に電話をかけに行った直後、部屋の窓が割れる音とともに彼女が崖に転落してしまう。外傷は蜂の刺し跡のみで、自殺か他殺かは判別できない。コナンは蜂蜜や風船、糸を駆使した巧妙なトリックを解明し、真実に迫っていく。

みどころ

本話の見どころは、「ハニーカクテル」を中心に展開される蜂を使ったトリックの巧妙さです。刺された時の恐怖を利用しつつ、糸と風船で蜂を巧みに操り、逃げ場を奪う演出は緊張感を生み出します。崖手すりの腐食やガムテープで封じられた蜂袋など、犯行の手順が緻密に計画されている様子も印象的です。さらに、コナンが風船の浮力実験や蜂蜜の痕跡を分析するシーンは、科学探偵としての魅力を際立たせています。

ゲストの声優

– 山崎裕美：竹口安芸子（1942年11月6日生）
– 中村江里：五十嵐麗（1963年1月9日生）
– 相原信吾：有本欽隆（1940年2月11日生）
– 鉢巻八兵衛：岡部政明（1932年2月16日生）
– 鈴木一郎：梅津秀行（1955年7月24日生）

まとめ

「ハニーカクテル殺人事件」は、アニメオリジナルならではの大胆な蜂トリックが際立つエピソードです。祝宴の華やかさから一転して、蜂の恐怖と崖からの転落という緊迫した状況に引き込まれ、コナンの科学探偵としての才能が見事に発揮されます。蜂蜜や風船、糸を使ったトリックの完成度も高く、シリーズの中でも特に印象深い一話に仕上がっています。穏やかな山荘の雰囲気と凄惨な真相が対比を成し、視聴者に強い印象を残します。