名探偵コナン★第121話: バスルーム密室事件(前編)(1998年10月5日)
あらすじ
沖野ヨーコのコンサートチケットを紛失した小五郎は、チケットの代わりに青島全代と妹の美菜を会場へ送ることに決めました。しかし、その後全代の自宅の浴室で、ガムテープで完全に封じ込められた状態の美菜が発見されます。浴室は内側から完全に密閉されており、自殺か他殺かの判断は困難ですが、コナンは目暮警部や鑑識の協力を得て、ガムテープやコンビニのレシートから密室のトリックと犯人の手がかりを探し始めます。
みどころ
本エピソードの魅力は、ガムテープで完全に閉じ込められた浴室という典型的な密室と、その中に潜む自殺を装ったトリックの巧妙さです。コンビニのレシートから購入履歴を解析し、リビングのテーブルに残されたべたつきの痕跡からガムテープの貼り替えを見抜くなど、コナンの科学的な捜査が際立ちます。さらに、全代の動機や家族の関係性が描かれる心理的な要素も深みがあり、緊迫感のある展開が楽しめます。
ゲストの声優
青島全代の声を担当するのは久川綾(ひさかわ あや)、生年月日は1968年11月12日です。青島美菜の声には田村ゆかり(たむら ゆかり)、生年月日は1976年2月27日が起用されています。
まとめ
「バスルーム密室事件(前編)」は、シリーズの中でも特に印象的な密室トリックのエピソードです。浴室での完全な自殺偽装とその解明プロセスが巧みに描かれ、コナンの洞察力と科学的な捜査能力が際立つ作品となっています。ガムテープの痕跡やレシートの証拠をもとに密室の謎を解明し、家族の闇を浮き彫りにする非常に完成度の高い一話です。
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