名探偵コナン★第13話: 奇妙な人捜し殺人事件(1996年4月22日)

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名探偵コナン★第13話: 奇妙な人捜し殺人事件(1996年4月22日)

あらすじ

米花探偵事務所に一人の少女が訪れ、「広田雅美」と名乗ります。彼女は、1か月前から行方不明になっている父親・健三を探してほしいという依頼を持ちかけます。蘭は雅美が飼っている猫の名前が有名な競走馬に由来していることに気づき、コナンと共に競馬場に向かいます。そこで健三を発見し、感動的な再会を果たしますが、翌日、健三は安アパートで絞殺されているのが発見されます。さらに、探偵事務所の前に現れた別の探偵から、同じ依頼を受けていた「広田明」の存在を知らされると、捜査は再び動き出します。二人の行方を追ってホテルの一室に向かうと、今度は明の遺体が見つかります。被害者同士の奇妙な関係や、過去に起こった「十億円強奪事件」の手口が絡み合い、コナンは巧妙に仕掛けられた殺人トリックを解明していきます。

## **見どころ**
– **競馬場の“馬名”ヒント**:猫の名前が手がかりとなる競馬場での探索が、日常の風景をミステリーに昇華する巧妙なアイデアです。
– **二重の捜索依頼**:少女と探偵の二組の依頼が交錯し、善意と裏切りが織りなすドラマの深みが秀逸です。
– **密かに絡む“十億円強奪”の影**:昭和の大事件を絡めることで、単なる誘拐捜査から国際犯罪に至る重厚な展開が生まれます。
– **閉鎖された空間の緊張感**:安アパートやホテルという密室での連続殺人が、狭い空間における“逃げ場のなさ”を際立たせ、観る者を魅了します。
– **コナンの“一枚のメモ”推理**:猫の名前を書いた走り書きメモから事件の手がかりを見つけ出す描写は、推理ものの楽しさを存分に体現しています。

## ゲストの声優
| 役名 | 声優 | ふりがな | 生年月日 |
|——————-|——————|———————–|——————–|
| 広田雅美/宮野明美 | 玉川砂記子 | たまがわ さきこ | 1962年1月20日  |
| 広田明 | 手塚秀彰 | てづか ひであき | 1954年12月5日  |

## まとめ
第13話「奇妙な人捜し殺人事件」は、親子の再会から連続殺人へと展開する意外性やスケール感が魅力です。競馬場での探索や密室での絞殺事件、誘拐捜査との二重依頼が緻密に絡み、過去の十億円強奪事件との関連が最後に鮮やかに明らかになります。玉川砂記子や手塚秀彰といったベテラン声優の演技が、人間ドラマとサスペンスに深みを与え、シリーズ初期の重厚な演出に彩りを添えています。次回は第14話「女装捜査官秘話」をお楽しみに。さらなる謎とトリックが待っています。

 

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