名探偵コナン★第130話: 黒の組織から来た女 大学教授殺人事件(後編)(1998年12月7日)
あらすじ
江戸川コナンは、広田正巳教授の自宅で、一見すると事故死のように見える密室の現場を発見します。彼は教授を襲った犯人や、消えたフロッピーについて疑念を抱きます。翌朝、留守番電話に残されたのはウォッカの声。その解析を行った阿笠博士により、テープの逆回しトリックが明らかになります。教授の教え子である白倉陽が、軽口を叩こうとした結果、思いもよらぬ惨事が引き起こされたことにコナンは気づき、事件の真相を解き明かしていきます。
みどころ
本話の最大の魅力は、留守番電話用のカセットテープを巧みに加工した「逆回しトリック」の再現シーンです。コナンがテープのねじれの痕跡と再生位置を手がかりに、電話機の特性を逆手に取って解析する様子は、シリーズの中でも特に印象的なガジェット推理となります。また、組織に関わるジンとウォッカがフロッピーデータを回収しようとする緊迫した展開も、今後の黒ずくめ編につながる重要な要素として見逃せません。
ゲストの声優
– 広田正巳(ひろた まさみ):中 博史(なか ひろし、1960年11月19日生)
– 広田登志子(ひろた としこ):朝倉 佐知(あさくら さち、1959年6月30日生)
– 白倉陽(しらくら よう):子安 武人(こやす たけひと、1967年5月5日生)
– 盛岡道夫(もりおか みちお):宝亀 克寿(ほうき かつひさ、1946年10月30日生)
– 細矢和宏(ほそや かずひろ):藤城 裕士(ふじしろ ゆうじ、1940年2月26日生)
まとめ
「後編」では、コナンの科学捜査が絶頂に達し、留守番電話のテープトリックと教授と弟子との複雑な関係が鮮やかに解き明かされます。組織の影を示唆するウォッカの残した証拠と、灰原哀(APTX開発者)が初めて登場する衝撃が交錯し、物語は緊張感のある展開を保ちながら次章へと進んでいきます。ファン必見の密室とガジェットミステリーの完結編となります。
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