名探偵コナン★第131話: 競馬場の謎(1998年12月14日)
あらすじ
国立競技場で行われている天皇杯の決勝戦を観戦している最中、突然サッカーボールが観客席に飛んできた直後、日売テレビに対して身代金5,000万円を要求する脅迫電話がかかる。刑事たちがバッグを持ち上げた瞬間、落ちていた携帯電話から別の犯人の声が響き渡り、観客全員を人質にして10億円を要求する事態に。江戸川コナンは双眼鏡を使ってスタンドを監視していた不審者の存在に気づき、DBバッジを使って元太たちに合図を送る。歩美がその怪しい人物を捕まえようとするが、正体は変装した高木刑事だった。犯人はまだその場に隠れている──。
みどころ
観客を無差別に人質にするという緊迫した状況と、試合中継を利用した独創的な電話脅迫が本作品の最大の魅力である。コナンが観客席に潜む犯人を映像で炙り出すために、ビデオ検証やDBバッジの合図、双眼鏡を駆使した少年探偵団の連携が光る推理パートは、手に汗を握る展開となる。一方、変装した高木刑事を誤って逮捕するコミカルなシーンも織り交ぜられ、緊張感と軽快さが絶妙に融合している。
ゲストの声優
– 犯人:大友龍三郎(1952年5月18日生)
– 金子:加門良(1955年8月21日生)
まとめ
本作は、45分という限られた時間内で10億円を用意しなければ“銃乱射”すると脅す犯人と、観客全員を守るために奮闘する警察や少年探偵団との対決が描かれた、緊張感満載の後編である。映像解析や様々な推理を駆使して“見えない犯人”を暴き出すコナンの洞察力が冴え渡り、誤認逮捕のコミカルな展開が緩急を生み出す。見事な構成と意外な真犯人が、ファンを熱狂させるエピソードとなっている。
コメント