名探偵コナン★第145話「上野発北斗星3号(後編)」(1999年5月17日放送)

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名探偵コナン★第145話「上野発北斗星3号(後編)」(1999年5月17日放送)

あらすじ

寝台特急「北斗星3号」の食堂車で、宝石店のオーナーである出雲啓太郎が銃弾に倒れ、その場で命を失いました。事件後、逃走したとされる男・浅間安治の遺体が青函トンネル内で発見されます。江戸川コナンは、事件の進展が父・工藤優作の未発表の小説と驚くほど似通っていることに疑問を抱き、列車に潜入している母・有希子とともに真実を追い求める旅に出ます。過去に強盗団が奪った原稿が事件の背後にある動機に関わっていると見抜き、次々に証拠を集めていくのです。

みどころ

本作の大きな魅力は、列車という限られた空間と青函トンネルの轟音を巧みに活用した演出です。銃声をトンネル突入時の騒音に紛れさせる巧妙なトリックによって、コナンが足跡や見えない釣り糸の痕跡を手がかりに推理を展開するシーンは、非常に緊迫した雰囲気に満ちています。また、母・有希子が過去の小説の内容を証言し、コナンが“既視感”を基に逆算する場面は、シリーズの中でも特に緊張感のある瞬間です。前編からの伏線が回収される瞬間には、推理アニメならではの爽快感を感じることができます。

ゲストの声優

出雲啓太郎を演じるのは牛山茂さん、出雲梓役は藤生聖子さん、加越利則役には谷口節さん、石槌晃重役は藤本譲さん、青葉徹役は永野広一さん、アナウンスを千葉一伸さん、浅間安治役は辻つとむさんです。

まとめ

第145話「上野発北斗星3号(後編)」は、狭い寝台特急と青函トンネルの音響特性を巧みに利用した高度な銃撃トリックが際立つ作品です。事件の展開が父・優作の未発表小説と重なるミステリー要素に加え、コナンとその母・有希子が協力して真相に迫る親子の推理も見どころとなっています。緻密に仕掛けられた伏線と、それを解き明かす爽快な推理劇をぜひ楽しんでください。

 

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