名探偵コナン★第251話 OK牧場の悲劇:2001年9月17日
あらすじ
コナン、蘭、小五郎の三人は、小五郎が過去に競馬で儲けた思い出の地である「オークス牧場」を訪れます。案内役の竹内早苗の導きで場内を巡る中、引退した繁殖牝馬マダムリープが突然暴走を始めます。コナンは馬小屋で、頭部に大けがを負い血を流している装蹄師・杉山元男の遺体を発見します。彼は本来は蹄鉄を外して整える役割を持っていたはずなのに、凶器となる血まみれの蹄鉄を抱えて倒れていたため、現場は事故に見せかけた殺人事件であると判断されます。コナンは馬の蹄鉄に不自然な点を見つけ、牧場主の大楠友之と従業員の二宮寛人の間に秘密があることに気づき、真相を追求することになります。
みどころ
この話の最大の魅力は、蹄鉄を凶器に仕立て上げたトリックと、慌てる容疑者・二宮寛人の心理描写です。コナンがマダムリープの蹄に血を見つける鋭い洞察力や、血のついた不自然な新品の蹄鉄に気付く過程は、シリーズの中でも特に印象的です。また、競走馬の管理現場という独自の舞台が、牧場主と不動産社長の対立や装蹄師の仕事を絡めたドラマを引き立てています。最後には、コナンが蝶ネクタイ型変声機を使い小五郎の声で推理を披露するシーンもあり、ファンにとって見逃せない瞬間です。
ゲストの声優
– 大楠友之(牧場主)CV:内海賢二(1937年8月26日–2013年6月13日)
– 望月兼成(不動産社長)CV:小島敏彦(1940年8月10日)
– 二宮寛人(従業員)CV:宮本充(1958年9月8日)
– 竹内早苗(従業員)CV:浅野真澄(1977年8月25日)
– 杉山元男(装蹄師)CV:田中正彦(1954年10月1日)
– 医者 CV:丸山詠二(1930年10月23日)
– 警官 CV:千葉一伸(生年月日情報非公開)
まとめ
第251話「OK牧場の悲劇」は、馬の蹄鉄という意外な凶器を使い、競馬とのつながりを持つ牧場というユニークな舞台で視聴者を惹きつける優れたオリジナル回です。コナンの鋭い観察力が光る蹄の血痕発見シーンや、装蹄師という専門職に焦点を当てたトリック、そして変声機を用いた推理シーンがシリーズの魅力を凝縮しています。ゲスト声優陣の素晴らしい演技も作品に深みを与え、放送から20年以上経った今でもファンの記憶に残る名エピソードと言えます。
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