名探偵コナン★第252話 絵の中の誘拐犯：2001年10月8日

学校帰りに米花公園で遊んでいた少年探偵団は、燕財閥会頭の秘書・堺重吉が不審な様子で札束の入った袋を抱えているのを目撃します。彼からの話によれば、会頭の孫・燕秋夫が誘拐され、身代金として「子供の値段10億えん ピエロ」と書かれた脅迫状が届いたとのこと。警察が一時退去した後、コナンは秋夫の絵に隠されたヒントをもとに監禁場所を推理します。絵の中に描かれた目玉マークが給水塔と公園の時計を示していることに気づき、少年探偵団と共に給水塔へ向かいます。そこで待ち受ける犯人を、コナンの指示で光彦が夜光塗料を使って追跡し、コナンと元太が窓を割って突入。無事に秋夫を救出することに成功します。

みどころ

このエピソードの最大の魅力は、コナンの卓越した推理力と少年探偵団の機転です。秋夫の絵に描かれた目玉が給水塔と公園の時計を重ねる瞬間、視聴者も思わず「なるほど」と感心します。また、歩美が単独で犯人の車に乗り込む緊迫した展開や、光彦の夜光塗料を使ったトラップ、コナンの強化されたキック力での逆転劇と、アクションと頭脳戦が絶妙に融合しています。

ゲストの声優

– 堺重吉（秘書）CV：秋元羊介（1944年2月5日生）
– 燕健三（財閥会頭）CV：永井一郎（1931年5月10日生）
– 燕秋夫（誘拐された孫）CV：小島幸子（1979年1月18日生）
– 木崎勇二（犯人）CV：山野井仁（1962年11月16日生）

まとめ

第252話「絵の中の誘拐犯」は、子どもの視点で描かれた絵に隠された空間トリックを解くコナンの洞察力と、少年探偵団の勇気ある行動が際立つ名作です。給水塔と時計を重ねる斬新なヒント、歩美の単独潜入、夜光トラップ、そして変装メガネなしでの肉体アクションなど、シリーズの定番を超える緊迫感が詰まっています。ゲスト声優陣の素晴らしい演技も作品に深みを与え、放送から20年以上経った今でも色あせない傑作エピソードです。