名探偵コナン★第257話 世にも奇妙な天罰:2001年11月12日
あらすじ
大富豪の外山泰三が主催する豪華なクルーズパーティに招待されたコナンたち。船上ではゲストたちが凧揚げを楽しんでいたが、突然凧糸が切れ、凧が客室の窓を破ってしまう。その結果、会計係の吉田が命を落とす。遺体の近くには「天罰」と書かれた紙が残されていた。密閉された船内で次々と不可解な事故が発生し、疑惑はクルーズのスタッフや他の招待客へと広がっていく。コナンは甲板に落ちた凧糸の繊維や凧が作り出す風切り音に着目し、犯人が「天罰」と称する心理を解き明かしていく。
みどころ
このエピソードの魅力は「凧を使用した密室トリック」と「犯人の狂気が生む“天罰”の信念」にある。凧を使ってターゲットの客室に凶器を送り込むという発想は非常に斬新で、コナンが風向きや凧糸の素材を分析し、科学的な推理で真相を解明する様子は見ごたえがある。また、被害者に対する復讐を“天罰”と偽る犯人の動機にはゾッとさせられる。華やかなクルーズ船上という舞台が恐怖感をより一層引き立てている。
ゲストの声優(生年月日)
– 外山泰三(大富豪)CV:大塚周夫(1929年8月11日生–2015年1月8日没)
– 吉田一郎(会計係被害者)CV:千葉一伸(1968年6月26日生)
– 斎藤理沙(客室乗務員)CV:小林優子(1971年3月3日生)
– 青木和也(被害者の親友)CV:郷里大輔(1964年8月20日生)
– 凧師 CV:柴田秀勝(1950年5月15日生)
まとめ
第257話「世にも奇妙な天罰」は、日本的なモチーフである凧を凶器として用いた独創的なトリックと、犯人が唱える“天罰”の狂気が融合したホラー要素の強い作品です。コナンが科学的視点から風向きや素材を検証し、密室である船上の演出が見事に合致し、視聴者を惹きつけます。豪華なゲスト声優陣による重厚な演技も加わり、シリーズの中でも特に不気味な名エピソードに仕上がっています。
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