名探偵コナン★第267話 バレンタインの真実(推理編):2002年2月4日
あらすじ
コナン、毛利蘭、鈴木園子の3人は、バレンタインチョコを作るために山奥の吹渡山荘を訪れます。しかし、そこでルポライターの二垣佳貴が森の中で撲殺されているのが見つかります。遺体の近くには、血まみれの写真と亜子が作ったチョコが置かれていました。警察の到着が雪崩の影響で遅れる中、コナンは写真の“血の影”とフィルムの巻き方に疑問を抱き、真昼に撮影されたはずの写真が夜に撮られたトリックを見破ります。容疑者は森に潜む“大男”と、チョコを運んだ“もう一人”の正体です。
みどころ
本エピソードの最大の魅力は、“血の影”を利用した時間の偽装トリックです。黒い写真の後に血痕が映った一枚が隠されており、犯行時刻を夜に見せる巧妙な仕掛けは圧巻です。さらに、愛犬・三郎の食事行動から得たヒントをもとに、雪中の“影”の正体を明らかにする名推理が展開されます。そして、雪崩で閉ざされたロッジという閉鎖空間でのサスペンスが絶妙に組み合わさります。亜子と実果の姉妹のような友情も印象的で、シリーズの中でも屈指の“推理編”となっています。
ゲストの声優(生年月日)
– 湯浅千代子(ゆあさ ちよこ)/片岡富枝:1944年11月2日
– 二垣佳貴(にがき よしたか)/檀臣幸:1963年8月6日
– 粉川実果(こなかわ みか)/佐々木優子:1961年11月19日
– 甘利亜子(あまり あこ)/久川綾:1969年11月12日
– 酒見佑三(さけみ ゆうぞう)/麦人:1944年8月8日
– 板倉創(いたくら はじめ)/金尾哲夫:1950年9月29日
まとめ
第267話の“推理編”では、バレンタインチョコという甘いテーマが“血の影”トリックへと変わります。写真フィルムの巻き方、愛犬の習性、雪山ロッジという舞台設定が見事に絡み合い、視聴者を最後まで引き込む展開です。前編で張られた伏線をコナンが鮮やかに解き明かす爽快感は格別で、続く「解決編」への期待が高まる必見のエピソードとなっています。
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