名探偵コナン★第296話 屋形船 釣りショック:2002年10月14日
あらすじ
2002年10月14日に放送された第296話「屋形船 釣りショック」では、コナン、蘭、園子、そして少年探偵団が屋形船「潮風丸」に乗り込み、夜釣りを楽しむことになりました。しかし、その船上でプロ釣り師の相原卓也が突然心臓マヒを起こし、命を落としてしまいます。蘭が発見したのは、釣り針に細い糸で結びつけられた小瓶でした。その中には強心剤の錠剤がわずかに残っていたのです。満潮によって動くことができない東京湾の中で、容疑者は同船していた釣り仲間5人。コナンは船底に散らばった氷片とデッキの潮の流れから「死亡時刻」と「釣り場」を逆算し、針の仕掛けに隠された真実に気づきます。
みどころ
– 満潮密室トリック:屋形船は海上で動けず、船底に落ちた氷とデッキの潮流跡から、死体が水面下に沈められた時刻を特定する科学捜査が見どころです。
– 釣り針ミクロ仕掛け:釣り針に結ばれた極細ナイロン糸と小瓶は、強心剤混入の偽装に関わる重要な要素です。コナンが糸の結び目と錠剤の溶解速度を見抜くトリックは必見です。
– 屋形船の閉塞感:満月の夜風や海上のライトに照らされたデッキ、波音が緊張感を高める演出が施されています。容疑者5人のアリバイがデッキ上で交錯し、疑惑が複雑化する様子が描かれています。
ゲストの声優(生年月日)
– 相原卓也(あいはら たくや)/釣り師:中田譲治(1967年7月3日生)
– 佐久間洋子(さくま ようこ)/同乗者A:小清水亜美(1986年1月29日生)
– 滝沢健二(たきざわ けんじ)/同乗者B:大塚芳忠(1954年8月15日生)
– 森下幸一(もりした こういち)/同乗者C:麦人(1944年8月8日生)
– 船頭・八木(やぎ)/船宿店主:石塚運昇(1951年2月16日生)
– 刑事・高木(たかぎ)/高木渉(1967年6月22日生)
まとめ
屋形船という閉ざされた海上密室で、釣りのプロと仲間たちが巻き込まれる「釣りショック」事件は、氷や潮流、釣り具による緻密なトリックで生死の瞬間を鋭く描写しています。コナンの観察眼は海面からデッキ下まで及び、科学的な裏付けをもとに真犯人を追い詰めていきます。夜釣りの雰囲気と緊迫したサスペンスが高次元で融合した、特別な海上ミステリーを楽しんでほしいです。
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