名探偵コナン★第298話 法廷の対決II 妃VS九条(後編):2002年10月28日
あらすじ
2002年10月28日に放送された第298話「法廷の対決II 妃VS九条(後編)」では、蘭の母である妃英理が弁護を担当する傷害致死事件の公判が行われます。九条玲子検事は被告の井上隆志が“大津社長を殺す動機”を持っていたと証言し、英理を追い込む展開が繰り広げられます。コナンは小五郎と共に、大津が撲殺された社長室の再調査を行い、ビルの管理人や大津の娘婿である有馬の証言から“ガラス灰皿トリック”の不備に気づきます。さらに、有馬のアリバイを支える時計の秒針のずれから、真犯人が起訴罪名を巧妙に操作した意図を明らかにします。
みどころ
– ガラス灰皿トリックの核心:前編で明かされた“殴打凶器”であるガラス灰皿が、実は殴打後に二重に割られ、凶器と証拠がすり替えられていたことをコナンが見抜くシーンが見どころです。
– 秒針位置のアリバイ崩し:社長室の置き時計の秒針が30秒進んでいたという微細な証拠が、英理の法廷での戦術によって動機の偽装を暴く鍵となります。科学的な観察と法廷ドラマが融合する瞬間は必見です。
– 英理と九条の最終攻防:検事と弁護士という二人の女性が証拠と論理で対峙するシーンでは、英理が“動機なき殺人”を立証し、九条の強気を挫く法廷の緊張感がシリーズの中でも特に見応えがあります。
ゲストの声優
– 妃英理(きさき えり)/高島雅羅:1954年3月2日生
– 九条玲子(くじょう れいこ)/松本梨香:生年月日非公表
– 井上隆志(いのうえ たかし)/飯塚昭三:1933年5月23日生
– 有馬雅彦(ありま まさひこ)/竹村拓:1953年10月24日生
まとめ
後編では、前編において張られた“強盗殺人”起訴の伏線が、秒針のずれとガラス灰皿の二重トリックによって見事に回収されます。英理の法廷戦術とコナンの科学捜査が緊迫感あふれるシーソーゲームを展開し、真犯人が動機を偽装するために罪名を操作した黒幕像が浮かび上がります。女性リーガル同士の最終攻防は白熱し、法廷ミステリーの魅力を存分に堪能できる名作回となっています。
コメント