名探偵コナン★第332話 疑惑の辛口カレー(後編):2003年8月18日
余儀なく泊まることになった明石家で、コナンと蘭は首を吊って死んでいる明石巌夫を発見。群馬県警の山村刑事の捜査と小五郎の推理の結果、巌夫は自殺と推定されるが、コナンは寛人に疑いを抱き、ついに首吊りトリックを解明しようとする。
あらすじ
雨の影響で軽井沢の別荘に辿り着いた工藤新一、妃英理、そして毛利小五郎は、増水した川によって車や荷物を流され、明石家に宿泊することになります。夜になり、明石家の義父である明石巌夫の首吊り死体が発見されます。山村刑事と小五郎は自殺と判断しますが、新一は血を流す死体や短い電灯のひも、そして大量に提供されたカレーに疑念を抱きます。やがてカレーの皿から巌夫の歯が見つかり、巧妙なトリックを解き明かそうと奮闘します。
みどころ
このエピソードのクライマックスは、声を失った新一がジェスチャーを使って真相を伝えようとする緊迫した場面です。手首を捻挫しているため、書くこともままならない状況で、英理たちに必死に真相を示す姿は、緊張感と愛情に満ちており、視聴者の心を掴みます。また、寛人の冷静な態度と、カレーに隠された意外な証拠が対比を生んでおり、後編ならではの推理劇としての完成度が高い点も魅力的です。
ゲストの声優(生年月日)
明石寛人役を務めるのは檀臣幸さんで、誕生日は1963年8月6日、大阪府出身です。
まとめ
「疑惑の辛口カレー(後編)」は、孤立した山荘とスパイシーなカレーという日常の食卓を背景に、巧妙な首吊りトリックと声を失った新一の必死の伝達劇が交錯する素晴らしいエピソードです。次回以降も緻密なトリックと人間ドラマの融合を楽しみにしています。
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