名探偵コナン★第356話 「怪盗キッドの驚異空中歩行」1時間スペシャル：2004年4月12日

あらすじ

鈴木財閥の相談役である鈴木次郎吉が、怪盗キッドに向けた〈大海の奇跡〉の奪取を宣言する挑戦状を博物館の屋上に掲げました。約束どおり、決行前夜にハンググライダーで現れたキッドは、煙幕の中を巧みに移動しながら、警備カメラやヘリの監視をかわして屋上に近づいていきます。しかし、ジュエルは突然姿を消し、工藤新一はキッドの空中でのトリックや次郎吉の真意を探ることになります。

みどころ

本作の最大の魅力は、怪盗キッドの宙を舞う驚異的なアクロバットや、その背後にある映像トリックの解明です。ビルを繋ぐ細いワイヤーの反射や、複数のカメラの死角を利用した立体映像の仕掛けなど、キッドが空中で自由に姿を消す手法を工藤新一が鮮やかに暴き出します。また、次郎吉の執念とコンピュータ解析を駆使したセキュリティ網との心理戦が展開され、1時間という枠の中で濃密な演出が際立ちます。

ゲストの声優

怪盗キッドの声を担当しているのは、山口勝平さんです。彼の誕生日は1965年5月23日で、福岡県の出身です。また、鈴木次郎吉役を演じるのは茶風林さんで、彼は1961年12月4日生まれ、埼玉県で生まれました。

まとめ

「怪盗キッドの驚異空中歩行」は、キッドの中でも特に印象的な空間トリックを特集した特別なエピソードです。煙幕やワイヤー、そして疑似映像を駆使したキッドの華麗な技に対し、工藤新一はセキュリティカメラの死角を分析し、ワイヤーの使い方を逆手に取ってトリックの核心に迫ります。次郎吉との知略の戦いも含めて、シリーズの魅力が詰まった名作として非常におすすめです。