名探偵コナン★第364話 シンクロにシティ事件(前編):2004年6月14日
あらすじ
探偵事務所に持ち込まれた依頼は、ある実業家からの“尾行調査”です。しかし、毛利小五郎が追っていた人見松一郎は、ホテルの屋上から転落し命を落としました。驚くべきことに、同じ時刻に双子の弟である竹彦も自宅マンションで何者かに襲われて死亡していたのです。警察はこれを別々の事件と見なしますが、コナンは“完全同期”した死のタイミングに疑念を抱きます。巧妙に仕組まれたアリバイトリック、そして双子を翻弄する“シンクロにシティ”な殺意の背後には何があるのでしょうか。
みどころ
本作の最大の魅力は、「シンクロニシティ」をテーマにした交換殺人トリックです。双子の同時死が偶然ではなく、犯人の巧妙なアリバイ工作によるものだと判明する瞬間は衝撃的です。また、異なる現場であるホテルの屋上と自宅マンションを瞬時に行き来する演出は、緊張感を生み出します。湿った床や監視カメラの死角といった細かな伏線が、後編への期待を一層高めることでしょう。
ゲストの声優(生年月日)
– 人見松一郎/竹彦:大塚芳忠(1954年2月23日生)
– 南里薫:雪野五月(1969年12月16日生)
– 女子学生・加奈子:木村麻衣(1978年5月2日生)
– ホテル支配人:千葉一伸(1960年6月17日生)
まとめ
前編では“同時死”という謎の種が撒かれ、偶然を装った綿密なアリバイ工作の片鱗が描かれます。双子の死体発見シーンや屋上からの転落の不自然さ、監視カメラの死角といった、コナンが見つける小さな違和感が真相への手がかりとなります。後編では「シンクロにシティ」事件の完全解明と犯人の動機が明らかになり、人間ドラマと高度なトリックが交わる学園アリバイサスペンスを見逃さないでください。
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