名探偵コナン★第365話 シンクロにシティ事件(後編):2004年6月21日

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名探偵コナン★第365話 シンクロにシティ事件(後編):2004年6月21日

あらすじ

毛利小五郎が探偵事務所に持ち込んできた依頼は、「双子兄弟の不可解な死」に関するものです。尾行していた実業家・人見松一郎が、南里薫を襲おうとして米花のホテル屋上から転落し命を落としました。しかし、同時に松一郎の双子の弟・竹彦も自宅マンションで何者かに殺されていました。コナンはこの偶然の同時死に不審を抱き、写真判定を通じて「交換殺人」のアリバイ工作を行った結婚詐欺師・安西学の存在を突き止めます。後編では、鍵の一致や麻酔銃トリック、屋上封鎖のタイミングといった小さな矛盾が次々と真相を浮かび上がらせます。

みどころ

本作の最大の魅力は、「シンクロニシティ」を利用した交換殺人トリックです。双子が別々の現場で同時に死ぬことで、お互いのアリバイを消し合う巧妙さには驚かされます。屋上からの転落死に見せかけた仕掛けや、コナンが麻酔銃で眠らせた小五郎をおとりに使い、関係者をホテルロビーに集めて一気に解決するシーンは圧巻です。雨で濡れた床や監視カメラの死角など、細かい伏線の回収が後編ならではのカタルシスを生み出します。

ゲストの声優(生年月日)

人見松一郎/竹彦:大塚芳忠(1954年5月19日生)
人見加奈子:山本百合子(1960年2月13日生)
南里薫:雪野五月(1970年5月25日生)
安西学(結婚詐欺師):草尾毅(1965年11月20日生)
目暮警部:茶風林(1961年12月4日生)

まとめ

前編で提示された「同時死」の謎は、後編で“交換殺人”という巧妙な仕掛けへと変わります。鍵の一致や屋上封鎖、麻酔銃など、コナンが見つけ出した小さな違和感が次々と繋がり、安西学による巧妙なアリバイ工作の全貌が明らかになります。ホラー的な演出と本格的な推理が交錯し、学園アリバイサスペンスの頂点を極めた作品です。事件解決後のコナンと蘭のやりとりにも人間ドラマの余韻が感じられます。このシーズン9の中でも特に印象に残るトリック回をお見逃しなく。

 

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