名探偵コナン★第367話 丸見え埠頭の惨劇(後編):2004年7月12日

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名探偵コナン★第367話 丸見え埠頭の惨劇(後編):2004年7月12日

あらすじ

阿笠博士の招待を受け、コナンと少年探偵団は防波堤での釣りを楽しむことになりました。しかし、釣り客の江尻太志が突然、海に引き込まれて行方をくらましてしまいます。波止場に残された釣り竿やバケツ、そして水音が響く中、コナンはこの状況に疑問を抱きます。江尻の手首には引っかき傷が残り、袖口には“ノリ”のような物質が付着していました。前編は静寂の中に潜む悲劇の序章を描いています。

みどころ

穏やかな海辺の釣りシーンから一転して、江尻が海に引き込まれる驚愕の瞬間は、夏のホラー感を醸し出しています。波止場の構造や潮流を利用したトリックの伏線、釣り竿の不自然な傾き、さらにはノリ状の物質の意味に至るまで、コナンの鋭い観察力が際立っています。また、少年探偵団の無邪気さが、怪事件の不気味さを一層引きて立る演出が秀逸です。

ゲストの声優(生年月日)

白根桐子:潘恵子(4月5日生)
金谷峯人:島田敏(1954年11月20日生)
江尻太志:岸野一彦(1934年2月14日生)
井田巌:菅原淳一(1959年3月27日生)

まとめ

前編では「丸見え」のはずの埠頭で起こった江尻の失踪の謎が静かに深まっていきます。海に消えた釣り客、残された釣り道具、傷跡とノリ痕──コナンが細やかに積み重ねる小さな違和感が、後編への期待を強く掻き立てます。夏の海を舞台にしたホラーと本格推理が交錯する傑作ミステリーの幕開けをお見逃しなく。

 

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