名探偵コナン★第373話 猛毒蜘蛛の罠:2004年9月6日
あらすじ
コナンと少年探偵団は市立図書館への道すがら、廃屋の庭で生物雑誌の“毒蜘蛛特集”の撮影チームに出会います。そのメンバーは助教授の糸川透、クモマニアの浦崎良樹、そして記者の安田美和です。翌日、浦崎が大学教授の新野豊に電話をかけると、受話器から悲鳴が響きます。急いで駆けつけたところ、新野はクロゴケグモに刺されて命を落としてしまったのです。血清は消え、飼育ケースには蜘蛛の姿がなく…これは事故なのか、あるいは毒蜘蛛を使った巧妙な殺人なのか?コナンは研究室の鍵を持つ者だけが仕掛けられるトリックについて疑念を深め、真相を明らかにするために動き出します。
みどころ
本エピソードの見どころは、猛毒蜘蛛を巡る心理戦と科学的な捜査の組み合わせです。受話器に仕掛けられたクロゴケグモの毒針トリックや血清の不在が、コナンの推理力を試します。図書館から廃屋、研究室へと移る中で張り巡らされた伏線や、蜘蛛の生態を利用した犯行計画は本格的なミステリーの魅力を引き立たせます。また、少年探偵団の無邪気さがホラー要素を際立たせる演出も印象的です。
ゲストの声優(生年月日)
糸川透(助教授):郷田ほづみ(1953年6月21日生)
浦崎良樹(クモマニア):堀之紀(1965年4月17日生)
安田美和(雑誌記者):潘恵子(1953年4月5日生)
新野豊(大学教授):石塚運昇(1951年6月13日生)
目暮警部:茶風林(1961年12月4日生)
まとめ
“猛毒蜘蛛”のトリックは、クロゴケグモの神経毒と血清の行方にまつわる巧妙な仕掛けです。受話器に忍び込んだ蜘蛛や、研究室の空の飼育ケース、消えた血清など、コナンが蜘蛛の習性や鍵の所持状況を突き合わせながら真相を解明する姿は見事です。廃屋の不気味さと科学的な推理が融合した異色のホラーミステリーを楽しむことができる作品であり、爽やかな解決を味わいながら生物トリックの奥深さに触れることができます。
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