名探偵コナン★第381話 どっちの推理ショー（前編）：2004年12月6日

あらすじ

クリスマスが近づく帝丹小学校で、毛利小五郎が子供向けの推理ショーに招かれます。しかし、舞台裏では大道具スタッフが刺殺されるという悲劇が発生。現場には不気味なトランプマークが残されていました。コナンは舞台上で見つけた手がかりを手に、小五郎と共に真犯人を追い詰めていきます。その一方で、怪盗キッドが“クリスマスの奇跡”を予告し、推理ショーは一層の緊張感に包まれます。

みどころ

子供向けのショーでの殺人事件という意外性が、このエピソードの最大の魅力です。トランプマークというユーモアあふれる手がかりから、本格的な推理劇へと展開するプロットが印象的です。舞台装置を活用したアクションシーンや、コナンが子供たちの前で小五郎に的確な指示を出す様子は緊迫感に満ちています。クリスマスの雰囲気との対比も楽しむことができます。

ゲストの声優（生年月日）

ゲストで登場する推理作家役を務めるのは布施川一寛さん（1972年3月14日生まれ）で、舞台演出家役には伊藤静さん（1983年11月2日生まれ）が起用されています。両者は豊富な舞台経験を活かし、コナンの世界にリアルな劇場感をもたらす素晴らしい演技を見せています。

まとめ

本編は、子供向けショーの華やかさと、その裏で進行する冷酷な殺人事件という二重のテーマが巧みに描かれています。コナンの機転や小五郎の「眠りの推理」が際立ち、シリーズ屈指のエンターテインメント性を実現しています。次回の後編では、怪盗キッドの“クリスマスの奇跡”がどのように事件と絡むのか、見逃せない展開が待っています。クリスマスシーズンにぴったりのエピソードです。