名探偵コナン★第383話 クリスマス2時間スペシャル 甲子園の奇跡! 見えない悪魔に負けず嫌い:2004年12月20日
あらすじ
クリスマスが近づく中、名探偵の工藤新一とその友人、毛利蘭、毛利小五郎は、服部平次に誘われて賑わう甲子園球場に高校野球の決勝戦を観戦しに行きます。しかし、試合が進行する中、突然“甲子園の魔物”を名乗る男からの犯行予告が入ります。球場内には爆弾が仕掛けられているとのことで、暗号が次々と提示されることになりました。新一と平次は、試合の合間を利用してスタンドを駆け回り、両翼や銀傘といったヒントをもとに爆弾の位置を特定しようと奮闘します。試合の合間には過去の事故に関連した人物たちの影もちらつき、クライマックスでは9回裏、ツーアウト、爆破までの残り時間が迫る緊迫した状況が展開されます。
みどころ
甲子園の熱気と爆破予告による緊張感が生み出す二重の構造が最大の魅力です。新一が野球についての知識がないため、翼の長さや“銀傘”といった専門用語を解明していくシーンは、ユーモアと推理が融合した素晴らしい演出です。平次とのコンビネーションで観客を巻き込みながら暗号を解読し、リアルタイムの試合結果を背景に爆弾を回避しようとするスピーディーな展開は、まさに“2時間スペシャル”にふさわしい壮大なサスペンスとエンターテイメント性が両立しています。
ゲストの声優(生年月日)
– 和久刑事役:一条和矢(1966年4月11日生まれ)。兵庫県出身で、『魔法少女リリカルなのは』のザフィーラなど、様々な役柄を演じる実力派声優です。
– 甲子園の魔物(男の声)役:中田譲治(1959年7月3日生まれ)。重厚な低音で悪魔的なキャラクターを表現し、緊張感を一層引き立てます。
まとめ
甲子園の熱戦と“見えない悪魔”による爆破ゲームが同時進行し、スポーツの祭典が一転してサスペンス劇場に変わる異色の2時間スペシャルです。新一と平次の推理バトルは、野球ファンだけでなく全ての視聴者をスタンドの臨場感に引き込む力を持っています。暗号解読から爆弾の捜索、試合観戦という三つの要素が見事に融合した構成は、シリーズの中でも特に完成度が高い作品です。クリスマス前夜にふさわしい緊張感と感動を味わえる名作となっています。##
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