名探偵コナン★第387話 ストラディバリウスの不協和音(後奏曲):2005年2月7日
あらすじ
コナンは、毒針トリックや毒噴射トラップを次々と阻止した後、最終ターゲットである団長・室井達也が舞台上で“見えない悪魔”に狙われる場面に直面します。彼は楽団員たちの動機や舞台の仕掛けを徹底的に調査し、ストラディバリウスの名器を支える台座に隠された最終装置を発見します。音響スピーカーに組み込まれた毒ガス噴霧機を解除する際、楽団員の一人が真犯人であることを暴露し、背後には数年前の楽団内事故があることが明らかになります。
みどころ
“後奏曲”特有の華やかさと毒ガスという衝撃的なトリックが融合したフィナーレが魅力です。ステージの照明が暗転する瞬間の緊張感や、スピーカーから毒ガスが吹き出す演出、そしてコナンが小五郎に無線で指示を送るシーンなど、演出の完成度はシリーズの中でも特に高いものとなっています。ストラディバリウスの旋律が不協和音に変わるサウンドデザインが、視聴者の背筋を凍らせる効果を持っています。
ゲストの声優(生年月日)
– 団長・室井達也役:大塚明夫(1959年11月24日生まれ)
– 音響技師・田辺彰役:中井和哉(1967年8月12日生まれ)
まとめ
「前奏曲」「間奏曲」に続く後奏曲は、音楽トリック三部作の壮大なクライマックスです。舞台装置、音響トラップ、毒ガス噴霧というエスカレートする仕掛けと、コナンと平次のコンビネーションが最高の形に達します。ストラディバリウスの美しい音色と不協和音の対比が心に響く名作回となっており、クラシックファンとミステリーファンの両方にとって必見のフィナーレです。
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