名探偵コナン★第388話 薩摩に酔う小五郎（前編）：2005年2月14日

バレンタインが迫る中、毛利小五郎は「日本酒ツーリズム in 薩摩」の招待を受け、蘭とコナンと共に鹿児島を訪れます。名門の蔵元である白露酒造の蔵開きイベントに参加し、地元の利き酒大会では審査員を務めることになった小五郎。しかし、祝杯の席で蔵元の白露宗一郎が急に倒れ、毒殺されたことが明らかになります。被害者が最後に注いだ「秘蔵古酒」が狙われていることが分かり、コナンは酒樽の微細な切り口や利き酒グラスの位置から、犯人が毒を仕込む瞬間を推理します。小五郎自身も再び祝杯をあげる瞬間に危険が迫りますが、蘭の機転によって何とか難を逃れることができました。

見どころ

酒蔵の優雅な雰囲気と毒殺ミステリーの対比が際立ちます。日本酒のテイスティングが推理の鍵となり、香りや色、味わいの微細な違いを手がかりにして犯行の手口が明らかにされる構成が魅力的です。酒樽を通じて漂う香気の微妙な変化や、グラスに残る一滴の色味を見逃さないコナンの鋭い観察力が光ります。また、蔵人たちの人間ドラマが物語に深みを加え、前編ながらも期待感を高めています。

ゲストの声優（生年月日）

白露宗一郎（蔵元当主）役：石田太郎（1955年4月2日生まれ）
蔵元若手杜氏・松永薫役：朴璐美（1976年1月19日生まれ）

まとめ

「薩摩に酔う小五郎（前編）」は、伝統的な酒蔵を舞台にした“味覚ミステリー”が新鮮です。小五郎が酒に酔っている中で巻き込まれる毒殺事件は、コナンの匂いや色に対する推理で解決される予感が漂います。後編では秘蔵古酒を巡る蔵人たちの因縁と真犯人の驚愕の動機が明かされる予定です。酒蔵の優雅な雰囲気と殺意の対比を楽しむことができる名作の前編です。