名探偵コナン★第390話 本庁の刑事恋物語６（前編）：2005年2月28日

あらすじ

東京の警視庁本部にて、女性刑事の高木渉は上司である佐伯刑事部長から「緊急共助要請」を受ける。彼女は同僚の佐藤刑事と共に署内で発生した拳銃強奪事件の捜査にあたることとなり、捜査を進める中で犯人グループのリーダーがかつての恋人である橘玲子であることを知り、心に動揺が走る。コナンは現場に残された微細な硝煙の痕跡と玲子が愛用していたスカーフの繊維を手がかりに、彼女が拳銃を使わせた真の黒幕を推理する。高木、玲子、佐藤の三者の関係が交錯する中、拳銃は依然として警視庁内に隠されている。

みどころ

シリーズの中でも特に注目される“刑事恋物語”第6弾の前編は、捜査と恋愛感情が入り交じる大人向けのドラマが魅力的です。玲子と高木の元恋人同士としての微妙な心理戦や、佐藤の友情と嫉妬が緊張感を高めます。コナンが行う科学捜査のパートでは、指紋ではなく硝煙成分と繊維分析を用いて拳銃の所在を特定する高度な手法が展開されます。密室となった庁内のオフィスでの駆け引きや証拠品発見の瞬間は、まるでサスペンス映画のような迫力があります。

ゲストの声優（生年月日）

橘玲子（元恋人で犯グループのリーダー）役：沢城みゆき（1985年6月2日生まれ）
佐伯刑事部長役：堀勝之祐（1959年10月10日生まれ）
佐藤刑事役：高木渉（1966年3月25日生まれ）

まとめ

「本庁の刑事恋物語6（前編）」は、捜査ミステリーと刑事たちの人間ドラマを高い次元で融合させています。恋愛のもつれが事件の核心に迫る伏線となり、前編でも次回の後編への期待を最大限に高めるものとなっています。コナンの冷静な科学捜査と、高木、玲子、佐藤の感情劇が交錯する群像劇は、大人の視聴者にも深く響く内容です。後編で明かされる“拳銃隠匿トリック”と三角関係の行方は必見です。