名探偵コナン★第391話 本庁の刑事恋物語6(後編):2005年3月7日
あらすじ
警視庁本部で発生した拳銃強奪事件の後半部分が描かれています。前回のエピソードで元恋人の橘玲子が強盗グループのリーダーであることが明らかになり、彼らは奪った拳銃を署内に隠しています。高木渉刑事は佐藤刑事と共にオフィスを徹底的に捜索しますが、証拠を見つけることができずに焦りを感じます。コナンは玲子が過去に隠した香水瓶の香りを手がかりにして、拳銃を入れたバッグをエアコンダクト内に発見します。しかし、玲子が黒幕ではなく、実は部長の佐伯の秘書が関与していることが分かります。最後は高木の機転によって拳銃を押さえ、玲子との確執も解消されます。
みどころ
恋愛をテーマにしたシリーズの最終章では、恋のもつれが証拠発見の鍵となる人間ドラマが際立ちます。高木と玲子の過去の感情が“香水トリック”として科学捜査に結びつく巧妙さや、コナンの匂い分析のシーンは特に印象的です。また、署内の密室捜索やエアコンダクトへの潜入シーンは、サスペンス映画さながらの緊迫感を演出しています。最後の高木と玲子の再会シーンには、心温まる要素もたっぷり詰まっています。
ゲストの声優
– 橘玲子役:沢城みゆきさん(1985年6月2日生まれ)
– 佐伯刑事部長秘書・三浦直樹役:中田譲治さん(1959年7月3日生まれ)
– 佐藤刑事役:高木渉さん(1966年3月25日生まれ)
まとめ
本作は捜査ミステリーと刑事たちの人間ドラマを見事に融合させています。前回の伏線である“香水瓶”が後編で重要なトリックとなる構成が秀逸で、科学捜査と感情ドラマが絶妙に絡み合っています。高木渉の奮闘や玲子との和解、コナンの冷静な推理が交差し、大人向けのストーリーの完成形を示しています。刑事恋物語シリーズの中でも特に名作と呼ぶにふさわしい完結編です。
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