名探偵コナン★第398話 奇妙な一家の依頼（前編）：2005年5月16日

あらすじ

名探偵・毛利小五郎のもとに、奇妙な依頼人・十文字一族が現れる。屋敷に伝わる家宝「夜叉面」が近々盗まれるとの予知めいた相談だが、直後に当主・十文字道信が謎の転落死。現場は密室状態で、床に散らばる夜叉面の破片と、窓外の足跡しか手がかりがない。道信が遺した意味深な置手紙には「哀しき血の連鎖」とだけ記されており、コナンは屋敷内に潜む“予知トリック”の存在を疑う。蘭と共に夜叉面の制作由来を探りながら、次なる襲撃を防ごうと奔走する。

みどころ

“予知”をテーマにした異色ミステリー。夜叉面が示す古い呪い伝説と、現代的なトリックが交錯し、視聴者の先入観を翻弄する。転落死を密室に見せかける仕掛けは、屋敷の構造と隠し通路を利用した巧妙なもの。コナンが血痕の飛沫角度や足跡の泥跡パターンからトリックを暴く過程は緊迫感満点。蘭の機転で封印扉を開くアクションもスリリング。

ゲストの声優（生年月日）

– 十文字道信（当主）役：藤原啓治（1964年12月7日生まれ）
– 十文字美沙（娘）役：坂本真綾（1980年3月31日生まれ）
– 執事・志村玄（しむら げん）役：大塚明夫（1959年11月24日生まれ）

まとめ

「奇妙な一家の依頼（前編）」は、伝統と科学推理が融合した意欲作。夜叉面の“予知”伝説を逆手に取るトリックと、屋敷の密室演出が見事に噛み合う。コナン＆蘭コンビが屋敷の謎を次々と解きほぐし、後編への期待を劇的に高める。血縁の因縁と怪奇趣味が交錯する後編での真相暴露は必見！